五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

池上本門寺

2013年10月13日 | 第2章 五感と体感
東京大田区池上本門寺の御会式に初めて行きました。
日蓮上人が亡くなった時に桜の花が咲いたという伝説が独特な御会式の所以となっているそうです。

行列は、囃子に日蓮宗特有の太鼓が入り、山車は五重塔の模型に和紙で拵えた花が傘のように垂れ下がっています。それに纏(まとい)が加わります。
全国の日蓮宗のお寺が集まり、それぞれを披露するのです。
池上駅を起点に参道を練り歩いて、最後は本堂の前で各寺の囃子と纏、山車を披露するのです。18時頃から始まり、私は20時頃まで見ていましたが、まだまだ続いていたので、最後の寺チームが本堂に着くのは真夜中であること間違い無しです。
駅から1キロほどの参道は露店がぎっしりと並び、動きが取れないほどの人人人でした。何とか横道を見つけながら駅まで辿りつきましたが、私自身、長い参道にこんなに人がひしめき合う祭を経験したのは初めてです。

池上本門寺は昭和20年代後半から30年代あたりの管主が親戚であったということもあり、世襲制では無いので今はご縁はありませんが何となく身近な思いを抱いているお寺です。
叔父が幼かった時にお付きの者に傘をさされた大叔父が歩み寄り頭を撫でて頂いた時の印象が未だに語り継がれています。
寺と神社の経営?が祖先の大半を占めているので、私自身も幼い頃から神社仏閣が自然な居場所であることは当たり前のことでした。
元祖?寺ガールになったのは「遺伝である」と解釈しています。

御会式は本日までです。
東急池上線のレトロな雰囲気も風情良しです。

若い人たちが纏を掲げ技を披露する姿は江戸の風景そのものでありましょうし、典礼と祭が文化を繋いでいくことをひしひしと体感した宵でした。

私の下手な謡いも細々続ける表装作業も文化継承の繋ぎ役であればそれで好し、と改めて思うのでありました。

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