五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

祭事の起源

2013年11月02日 | 第2章 五感と体感
神無月が過ぎ霜月となりました。
出雲に集結した神様が各地にお戻りになり、お仕事再開と云ったところでしょうか?

かつて北米に移住したアイルランド人の風習ハロウィーンが段々と習慣化され日本でもしっかりと定着したイベントへと流れついてきました。
トリックスター的な祭事の好きな日本人である故、仮装することによって別人格になることに違和感を感じないのかもしれません。
そんなハロウィーン10月31日が終わると日本の国も神様達が出雲からお帰りになり、キリスト教では11月1日に諸聖人を祀り、本日11月2日は「死者の日」ということになります。

もともとヨーロッパを制覇していたケルト人を宗教的弾圧を与えながら、かつケルト信仰と融合させながら現在のキリスト教としてのかたちが築き上げられてきました。キリスト教以前の宗教が交じり合いながら各地の民衆の持つ慣習の中に入り込んでいったのです。
森に住む魔女は森に潜み住むケルト人を象徴化するものであり、町から外れた森の中というのは日本も同じく、表の世界に住まない人々が右往左往していたわけです。

私の場合ハロウィーンというとアイルランド音楽を聴きながら、いやいやU2でも良いですが、かの地の持つ信仰を大切にしたいものだと思うわけです。

誰しもが民間信仰の裏付けを理解する必要などありませんが、「何故こんなお祭りがあるの?」という疑問が浮かんだら、民俗学の学びの扉を開くきっかけになります。

「春分、夏至、秋分、冬至」という一年間の節目を起点に、太古の人々はそこに普遍性を見い出してきました。その普遍性が祭事を生み、繰り返され、今に至っている、と私は考えています。

年月を重ねいつしかハロウィーンが日本人に分化され、独特な個性を生んでいくとその起源を巡って民俗学の学問の対象となる日がくるかもしれません。真面目な学問的対象となるのは千年後ぐらいでしょうか^^。

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