五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の感情を取り扱う

2013年11月23日 | 第2章 五感と体感
自分の考えていることを伝えたい相手に伝え、自分の中にあるもやもやした感情を放出出来たら、きっととてもすっきりするはずです。

そうはいっても
伝えたい相手に伝えることが不可能である現実があればあるほど、もやもやが重なって憂鬱な気分になっていきます。

そんな時、
まず、自分が湧き出す感情をありのままに出してみて、それを自分で受容してみましょう、と、言われても、そんなに簡単にできるものではありません。受容できてないから悩みが深くなるわけです。

一体どういうものが自分の感情なのかをじっくりと巡らしてみる時間が必要なようです。

自分に不安をもたらすことがいくつあるか数えた上で、一つだけ選び、それを頭に巡らすことができるでしょうか?
不安をもたらす何かを数える事ができなければ、ちょっと休む必要がありそうです。
一つだけ選ぶことができたら、意識化出来ている証拠でもあり、次に進むことができそうです。

不安と云う感情を一つに括ることはできません。

自分が生まれてから今日までに育まれた「考え方(思考)」「湧き出してくる感情」「行動」には、その人なりの傾向があるはずです。

どんな時に、どんな不安感が自分に表出するのでしょう。。。

案外、当たり前のものだと思っていた自分の感情が、自分の個性そのものであることに気づいてくると、自分自身の傾向になんらかの気づきが得られるかもしれません。

自分がある現象に対して、ドキドキしたり、胃が痛くなったり、眠れなくなったり、ムカッとしたり、涙腺が緩んだり、自信喪失したり、その場から消えたくなったり、慌てたり、、、言葉にするとキリがありませんが、自分に湧き出す感情がもたらす諸々を「思い通りにならないときに湧き出す何らかの自分に起こる現象」を捉えてみることができたら、ずいぶん学びが進んできた証であるかもしれません。

自分に湧き出している怒りや嫉妬や不満や敵対心を自分自身で受容することは、なかなか難しいものでありましょうし、そういった感情が自分にでていることに気付くことのほうがまず最初の作業でありそうです。

各講座の参加者の皆様の個性の美が織り成す時間に、尊さを感ずる日々を過ごしつつ、皆様との出会いに深く感謝しております。今週も感情の曼荼羅に触れ、色彩豊かな出合いに充実感を頂きました。ありがとうございます。
自分の個性の美を大切にしていると、それは他者へも伝わっていきます。互いに育むことを大切にしていきたいものです。

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12月6日から8日まで 神宮前の「渋谷のIMA」(神宮前6-17-14六英ビル4階)にて「ちいさく表装・作品展」を開催します。今回は各講座の指導員の表装を展示します。8日14時~15時まで表導会主宰者清水達也先生の掛け軸の取り扱い方を中心にギャラリートークを予定しています。いまようの住まいにも馴染む掛け軸をぜひご覧ください。

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