五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

どこからアプローチして聴く?

2014年02月06日 | 第2章 五感と体感
例えば、同じ内容を繰り返し長々と話す人にどんな言葉をかけたら良いのでしょう?

あくびの出るほど長い話を聴いているうちに、私の場合申し訳ないのですが、夢の中へまっしぐらとなってしまいます。
聞く人が大人数の場合でしたら、夢の中に行っても差支え?ありませんが、少人数であったり、電話でであったりした場合、わたし一人が夢の中に行くわけにはいきません。

はてさて。。。
この人は、一体何を訴えたいのだろう…?

どんな不安感があって同じ話題を繰り返すのだろう?
それとも、何かの防衛機制があるがゆえに、なかなか云いたい事に辿りつかずに話が長くなっているのか?
いやいや、もしかしたら、自分の柱がぶれているのでふわふわとうわべで漂っているにすぎないのか?
ひょっとしたら、自分の身の丈が解らず、現実を捉えられないから一層話が長くなっているのか。。。?

そんなことをツラツラ考えながら「長い話」を一旦止めるタイミングを図ります。

そんな時、心理学の理論的な用語が頭に浮かぶと、聞いている側が、自分の嫌な気分を整理することができ、さらに相手に対して掛ける言葉も見つかります。

この方の長い話は、防衛機制によるものなのか?アイデンティティの不統合によるものなのか?現実吟味力に問題があるのか?
理論的に自分なりに推察するようになるまでは、相当の修業が必要ですし、勿論私が上手にできているとは言えません。
このような言葉があることを知っているだけでも、聞いている人が負のスパイラルに落ちる前に話を止める努力ができるかもしれません。

自分の内にある答えを、他者が解決することはできませんし、ましてや上から目線でに指摘することなんて失礼なことです。

自分自身の聴き方の傾向は、自分の傾向にも繋がります。
自分の傾向を知ることから聴く力を身につける必要がありそうです。

☆☆

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