五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

鎌倉の海

2014年11月05日 | 第2章 五感と体感
昨日は、鎌倉腰越の勉強会。秋晴れが爽やかで、江ノ電は愉しげな観光客でいっぱい。
いきつけの和食屋さんも連休中はたいへん繁盛したようで、お店の眼の前を走る江ノ電も重そうに走っていたそうです。

シーズンオフの平日は長閑な漁港の雰囲気が漂う腰越も紅葉狩りには少し早いけれど、秋の風情を存分に味わいました。

勉強会が終わるのは16時。まだ日が暮れるには時間があったので久しぶりに由比ヶ浜を歩こうということとなり、夕餉の支度をする匂いを嗅ぎながら住宅地を歩き、稲村ケ崎の向こうに沈む太陽の鮮やかな橙色に皆と感動し、砂浜の散歩を嫌がる柴犬と飼い主の様子を楽しみ、鎌倉散策を終える頃にはどっぷりと日が暮れていました。

頼朝が活躍し出した頃から北条家滅亡まで遡ると、由比ヶ浜は一気に悲しげになり、歴史を学び始めた小学生の頃から由比ヶ浜は、血の香りが漂うイメージがあり、由比ヶ浜に行くなら葉山か稲村ケ崎より西側と決めていたことをふと思い出しました、。鎌倉の海は嫌いな風景ではありませんが、一方で、そのような気持と重ね合わせながら観てきたのです。

ここ10年、腰越に縁があり、義経が頼朝から足止めを食らい、腰越状をしたためた万福寺あたりから見る海の風景に、何か癒されるものを感じています。
頼朝よりも義経に感情移入したい自分の願望が叶う場所でもあるのです。

自分の居場所であろう場所に落ち着くことを赦されず、待機した末に悲しい結末となる静御前と義経の物語は何が史実かは解りませんが、頼朝の嫉妬と猜疑心に翻弄されたことは間違いではないはずです。

時空を超えて呑気に歴史妄想しているしている時は、魂がその時代に着地しているような気持になります。
そんな時間と体感を持てる私は幸せだなぁ~と思うのです。

いつもは車で通り過ぎてしまう由比ヶ浜界隈。皆様とゆるりとお喋りしながら歩くことが出来、とても楽しい時間を過ごしました。

ありがたや
ありがたや

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