五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

正麩糊の表装展

2014年11月09日 | 第2章 五感と体感
本日から私が学び属している会の作品展が始まります。

指導員と講座生の皆さんが交じり合って作品を展示します。30年以上の方々から始めたばかりの方々まで、日頃の制作の成果を発表するのです。いつまでも初心者気分でいた私も今回で20回目ぐらいのはずです。

化学糊が表具屋さんでも一般的になってきた中、麩糊に拘り、仕立て続ける表装は少なくなってきたそうです。

和紙と裂は、湿度が高ければゆるゆるとなり、湿度が低ければパリパリになります。
お天気に左右されることは、昔ながらの日本の家屋と同じなのです。

どんな環境にも耐えうる文明の発達は環境に打ち勝つことにはなりますが、適応するということとは違うように思います。

縄文の遺跡や古墳の場所に立つことを歴史の学びと共に行っていますが、その遺跡の場に立つと、太古の人々が自然環境と適応し、暮らす為の条件を検討しながら居住地を決めていったことをよくよく感じ取ることができます。

人間の暮らしに何が必要かを改めて問い質しながら、洗練された暮らしを追い求めようとするならば、自らが知恵を使う事が必要になってきたようにも思うのです。
人々の知恵によってつくりだしてきたものを人々が知恵を使わずにやり通し、使い続けて来た結果、地球は色々なストレスを感じ、そのストレスのバランスを取るために色々な事が起こるようになりました。ここ数年でそれが加速しています。

地味な世界ではありますが、自然素材に拘り続けると、身の周りの変化にも敏感になってきます。

第29回 表導会表装作品展「50展(ごうまるてん)」11月9日~15日土曜日
有楽町 交通会館ギャラリー1F「パールルーム」にて開催いたします。

お近くに行かれましたら、ふらりとお寄りくださいませ。

私は、お江戸日本橋の浮世絵を掛け軸にいたしました。


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