五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の幸福感

2015年02月16日 | 第2章 五感と体感
法螺貝を吹いた幸福感。
謡いの稽古を終えた時の幸福感。
仕事がうまくいったと思えた時の幸福感。
食の幸福感。
今日もお布団で寝ることのできる幸福感。
身体が動くことの幸福感。

自分の幸福感のスケールを思い浮べてみると、身体が自由に動き、食事を自由に頂くことが出来ているからこその幸福感であるように思います。

身体が自由に動かず、食事も思うように食べることができなければ、自分の幸福感の意識化を改めて問い直さなくてはなりません。
自分が現在置かれている環境の中で幸福感を感ずることが出来ないとしたら、一体自分は何を満たしたいのか?そのことを考えなくてはなりません。満たされていないことを想い浮かべ、それが現実に実現可能な事なのかを吟味してみる必要にも迫られるかもしれません。

自分の幸福感。

今から自分が寝たきりになることを想定して、その時の幸福感を考えようと思っても実際に自分がその状況下で生きているわけではないので、推測することはできません。

今、この時の幸福感を感ずることこそ、自分の環境の変化による適応に繋がってゆくのだと思います。

今の自分の幸福感を意識化することができれば、きっと大丈夫、、、という確信があります。

「幸福の条件」が満たされずに不満であることと「幸福感」は違います。

いつも過去や未来を想像して不安になることは、仮想現実に捉われて地に足が着いていない状態である事と同じであるかもしれません。

今ここでの幸福感の意識化こそ、将来環境変化するであろう自分自身の保ち方に繋がるはずなのです。

現在の自分の心と魂と身体を大事にしたいものです。今という瞬間は、瞬時にして過去になっていくことを時々は意識したいものです。



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