五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

整理ながら選択肢を作る

2015年02月10日 | 第2章 五感と体感
持ち物にしても、自分に関わる出来事にしても、整理していくうちに次の海路が見えてくる事が多いようです。

いくつかの種類の仕事を同時進行しながら健全に暮らしていくには、どうしても取捨選択の必要性が出てきます。

全ての事を受け容れて自分がこなそうと思っても、なかなか難しいことです。

自分の身の丈を知ると、このくらいでちょうどいい、、、と、思えるようになるにも随分時間がかかります。
20代、30代ぐらいまでは、少々無理をしても回復力を信じて突っ走っていくことができましたが、思いに身体がついていかないことを歴然と感ずるようになると、自分の限界も見えてくるようになります。
経験してきたことの処理に限界を感ずることに口惜しさを感じるのであれば、まだまだやりたい自分と出来ない自分の葛藤中ということでもあり、大いに悩めばよいのです。

そのうち、口惜しい自分を乗り越えて、取捨選択できる時期がやってくるようです。

稀にいつになっても手放せず周りを振り回す人に出会う事もありますが、そのような人は生きてきた過程に何か捨てられない経験をしてこられたのでしょう。

自分の身支度とは、最終的には自分の命の閉じ方にも繋がることなのです。整理しながら選択肢を作ることは、メメントモリ(死を想う)の大切な作業でもあるように思います。

先日60年担ってきた役割の後継者をようやく決めた父。身体の具合が思うように回復しない事態を経験し、ようやく観念したと見受けられます。
「そうそう、その調子!」と、心の内で声を掛けながら「こういうことは、娘の受け継ぐ役割でも無し、父の選択を黙って見守ることしかできんのだ。」と、安堵した次第です。

整理していくと選択肢が見えてくるし、そこで選ぶ一筋の道に明るさが見えてくる事は、人に具わる真理のカタチであるのかもしれません。
他者から勝手に与えられた道筋からは、見えてこないものです。

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