五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

知性化でもやもや解消 

2016年09月04日 | 第1章 意識と知覚
知性化でもやもや解消 14の防衛機制⑤ 2016年9月4日

知性化: 感情をなまのまま表出するのが怖いので抽象化して表出する事。
(生き甲斐の心理学テキストP94)

「本音を出せず、抽象的な表現しか出来ず、自分も相手ももやもやした状態になり、自然と相手が離れていく。」そんな図式は、身近に沢山ありますし、私も少なくは成りましたが、細々とは常に経験しています。
抽象的な表現が文学的であったり、専門用語であったり、独自の文化をひけらかしているだけでは、人は遠巻きになるばかりでしょう。

確かに知性化によって言葉を抽象化することは、他者から嫌がられる大きな理由の一つでもあるかもしれませんが、的がズレていなければ、知性化も使いようです。
いちいち他者に伝達しなくても心の中で、自分の思考と感情と行動を心理学用語で照らし合わせていくことで、腑に落ちることとなれば、もやもやは随分解消されていくようです。
相手の素性をいちいち詮索せずに、「ああ、抑圧の深い人なのかしら。。。?」、「意識的に我慢していらっしゃるから、抑制の強い人なのかな?」とか、「何でも良い様に解釈しやすい人だなぁ~昇華が上手な人かしら?」等等と推察していくうちに、自分の心に湧き立つ不安感が減少していくのです。

余計な井戸端会議で、他者の噂話をするよりも、ある程度の理論的推察をすることで、自分がこれ以上負の感情になることを避ける事も「知性化」という防衛機制のなせる技です。
理論の用語を知ることは、もやもやした感情の解決の糸口になるはずです。
私自身も学ぶことで言葉を知り、「もやもや感」が極端に少なくなりました。
知性化を上手に使って、すっきりとした心持ちで暮らしたいものです。

口に出す言霊を大事にしたいものですね。。。

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