五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

摂取の安心感 フロイトの14の防衛機制⑫

2016年09月13日 | 第1章 意識と知覚
摂取の安心感 フロイトの14の防衛機制⑫2016年9月13日

「摂取」自分の中に自分以外のものを取り入れて安定を図る事。テキストP97

例 智恵子の好きだった彫刻を懐に入れていた高村光太郎。彼は亡くなった妻を心の中に取り入れて寂しさを克服する。

我が子を摂取し、自分から離さない親であるとか、妻や夫を摂取することで安定を図るとか、友達を摂取する等、「人」の摂取は、無意識のうちにやっていることのように思います。良くも悪くも自分の中に取り入れることは、誰しもやっていることでしょう。

高村光太郎のように「物」を摂取することを思い巡らしてみると、私は随分携えているように思います。
神仏習合キリスト教、ヒンドゥー教、に縄文の神等等。。。
我が家の祭壇と称する場所には、神々が賑やかにおられます。
お出かけ用の「お守り」も小さな袋に詰まっています。
自分が携えているだけでも安心しますが、無い事に気付くと、ちょっぴり心が揺らぎます。

今、誰しも否定できない「摂取」は、スマホでもあるかもしれません。
あれば、安心。
なけりゃ、不安。
SNSでのやりとりも然り。
常にやり取りしていないと不安になる。。。
自分が摂取という防衛機制の一つの理論に当てはまる事を受容しておかないと、ずるずる、だらだらと摂取に取り込まれていくかもしれません。
それから逃れられなくなる状態になると「依存」にも繋がるでしょう。

自分の摂取の傾向を早めに認めておくことも上手な防衛機制の使い方かもしれません。

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