退行して振り出しに戻る 2016年9月10日
フロイトの14の防衛機制10
退行 現状が苦しいので幼少期に戻って快楽原則にひたりたい心理。(テキストP94~)
小学生の3,4年生の頃までは、親の目の届く範囲で暮らしているようにも思いますが、段々と親の見えない子供の世界が確立していきます。
親の庇護の元で安穏に暮らしている場合もあるでしょうが、親に甘えたい気持ちがありながらも、それが中々叶わない状況の子供も存在しています。
どちらにしても、中学生ぐらいになると、退行という現象は、あまり珍しい現象ではないように捉えています。
子供と大人の狭間の時期に、一旦、退行という状態になることで、大人っぽい事を言ったかと思うと急に幼児の様になったりすることも、人の成長の上でとても大事な通過儀礼と云っても言い過ぎではないように私は思います。
中学生、高校生の大人子供の精神状態は、個性を確立してゆくための大事な経験でありましょう。
子供のように甘えていたい時期に、それを身近な人や両親に受け容れてもらえないと、いつまでたっても退行の処理に固執し、退行から解き放たれません。
それが、いつしか記憶の底に沈んで、大人になっていくと、諸々な依存現象が表出していくようです。
甘えたい時期に無防備に甘えられる子供は、とても幸せかもしれません。
自立する時期に上手に親が子の手を離すことができたら、きっと、その子は、社会の中で自分のバランスを取り、自分で自分の事が処理できるようになるでしょう。
なかなか、難しいことかもしれませんが、私自身もやり残した感のある幼少期を思い出すと退行から解き放たれていない一人かもしれません。
自分の退行の事例を意識化して受容できると、何かのきっかけになるようです。
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✤NPO法人CULLカリタスカウンセリング学会の会員・賛助会員の皆様へ:
NPO法人CULLカリタスカウンセリング学会の会報は、これから編集作業に入ります。10月半ばに編集完了の予定です。
☆☆ ☆☆
ブログの下に掲載される広告は、私個人に関わるものではなく、一切関係ありません。有料の広告非表示でブログをアップしているのですがスマホ対応はされていないようです。
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退行 現状が苦しいので幼少期に戻って快楽原則にひたりたい心理。(テキストP94~)
小学生の3,4年生の頃までは、親の目の届く範囲で暮らしているようにも思いますが、段々と親の見えない子供の世界が確立していきます。
親の庇護の元で安穏に暮らしている場合もあるでしょうが、親に甘えたい気持ちがありながらも、それが中々叶わない状況の子供も存在しています。
どちらにしても、中学生ぐらいになると、退行という現象は、あまり珍しい現象ではないように捉えています。
子供と大人の狭間の時期に、一旦、退行という状態になることで、大人っぽい事を言ったかと思うと急に幼児の様になったりすることも、人の成長の上でとても大事な通過儀礼と云っても言い過ぎではないように私は思います。
中学生、高校生の大人子供の精神状態は、個性を確立してゆくための大事な経験でありましょう。
子供のように甘えていたい時期に、それを身近な人や両親に受け容れてもらえないと、いつまでたっても退行の処理に固執し、退行から解き放たれません。
それが、いつしか記憶の底に沈んで、大人になっていくと、諸々な依存現象が表出していくようです。
甘えたい時期に無防備に甘えられる子供は、とても幸せかもしれません。
自立する時期に上手に親が子の手を離すことができたら、きっと、その子は、社会の中で自分のバランスを取り、自分で自分の事が処理できるようになるでしょう。
なかなか、難しいことかもしれませんが、私自身もやり残した感のある幼少期を思い出すと退行から解き放たれていない一人かもしれません。
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