先月23日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBAスーパーフェザー級戦(レギュラー王座):
レネ アルバラード(ニカラグア)TKO7回終了 王者アンドリュー カンシオ(米)
*4年前の師走に対戦している両者。その時はカンシオが8回KO勝利を収めています。前戦が拮抗した試合内容だっただけに、今回も同様の試合内容が予想されたこの試合。実際の試合は、予想に反しアルバラードのワンサイドのものとなりました。
3回の攻防で、ニカラグア人のパンチで左目マブタを負傷したカンシオ。結局はその傷が原因でレフェリーストップ負けを喫してしまいました。2月に獲得した王座を2度目の防衛戦で手放したカンシオ。試合後、ゴールデンボーイプロモーションとの契約も解除されてしまいました。
40戦目にしてようやく世界のベルトを腰に巻くことに成功したアルバラード。双子の兄でIBFライトフライ級タイトル保持者フェリックスに遅れる事1年で、兄に追いつく事にも成功した事にもなります。
WBAフェザー級戦(レギュラー王座):
王者徐 燦(シュ チャン/中国)判定3対0(120-108、119-109、118-110)挑戦者マニー ロブレス(米)
*5月に久保 隼(真正)を退けるなど、日本でもお馴染みの中国3人目の世界王者徐。地元出身のロブレスを常に手数で上回り大差判定勝利。今年1月に米国・テキサス州で獲得した王座の2度目の防衛に成功しています。
徐からみれば先輩王者となる元WBCミニマム級王者熊 朝忠や元WBOフライ級王者鄒 市明は、どことなくひ弱さが感じられました。しかしKO率が僅か15%の徐ですが、中々のたくましさが感じられます。うまく防衛戦を組んでいけば、意外に長期政権を築けるかもしれませんね。