先月末30日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBOスーパーウェルター級王座決定戦(暫定王座):
パトリック テシェイラ(ブラジル)判定3対0(116-111、114-113x2)カルロス アダメス(ドミニカ)
*正規王者ハイメ ムンギア(メキシコ)のミドル級転向が確実視されているため、ムンギアの王座返上を待たずして行われた後継者争い。前半戦は18戦全勝(14KO)のアダメスが圧倒的なリード。しかしテシェイラが7回に逆転のダウンを奪うと試合の流れは一転。後半戦を制したブラジル人がそのまま逃げ切る形で、暫定ながらも世界のベルトを腰に巻くことに成功しています。
今もなお、『黄金のバンタム』として語り継がれているエデル ジェフレを輩出したブラジル。しかしボクシングでは後進国というイメージがあります。実際これまでに同国から生まれたボクシングチャンピオンは、ジョフレ、ジュニアミドル級(現スーパーウェルター級)で活躍したミゲル デ オリベイラ、そしてスーパーフェザー級とライト級の2階級で世界王座を獲得したアセリノ フレイタス以外に記憶がありません。何か不思議な感じがします。