先週末7日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
IBFスーパーバンタム級王座決定戦(暫定王座):
岩佐 亮佑(セレス)TKO11回1分9秒 マーロン タパレス(比)
*昨年8月、ふがいない戦いを見せ、当時保持していた世界王座から転落していた岩佐。その敗戦の結果、気持ち的に吹っ切れたのでしょうか。2月に行われたIBF王座への挑戦者決定戦、対セサール フアレス(メキシコ)から積極的な戦いを見せるようになりました。
フアレス戦に続いて本場米国のリング登場となった岩佐。岩佐同様、今年の2月から米国に主戦場を移していた元WBOバンタム級王者タパレスと激しいパンチの交換を繰り広げていきました。
体格で上回る岩佐は、3回にダウンを奪うなどしてリードを保ちながら後半戦に突入。最終回となった11回、左一発でライバルからダウンを奪うと、レフィリーはそのまま試合ストップ。少々早いストップのように見えましたが、岩佐が試合をリードしていたことには変わりありません。10回終了時までの採点でも、3人のジャッジは揃って岩佐を支持(3対0:97-92x2、95-94)していました。
『暫定』という余計な二文字はありますが、世界王座への返り咲きを果たした岩佐。当面の目標は、IBFとWBAスーパー王座の保持者ダニエル ローマン(米)との対戦になります。ローマンのボクシングは、岩佐にとって戦いやすいスタイル。来年、岩佐が一気に2つのベルトを腰に巻く姿が見れそうです。