最近(2019年12月27日ごろ)のニュースです。
1)先週末21日土曜日、これまでに日本、OPBF(東洋太平洋)、WBOアジア太平洋ヘビー級王座を獲得してきた藤本 京太郎(角海老宝石)が英国のリングに登場。これまでの戦績が13戦全勝(12KO)のダニエル デュボア(英)と対戦しますが、まったく歯が立たず。初回からデュボアの左ジャブで吹っ飛ばされていた藤本は、2回に同じパンチでダウン。最後は同回、右をジャストミートされ失神KO負け。日本と世界ヘビー級の力の差をまざまざと見せつけられた結果となっています。
2)デュボアの同胞で、ここまでの戦績が10戦全勝(9KO)のジョー ジョイス。新年早々の11日、ドイツに乗り込んで元WBOクルーザー級王者マルコ フック(独)と、欧州ヘビー級王座を賭け対戦する予定でした。しかしその試合は、フックが負傷したため後日に延期となっています。
3)今月頭に3団体ヘビー級王座に返り咲いたアンソニー ジョシュア(英)。次戦は、IBFの指名挑戦者クブラト プーレフ(ブルガリア)との防衛戦を4月ごろに行うことになるようです。
4)先週末21日、今年の初めに現役からの引退を発表していた元WBA/IBFクルーザー級王者デニス レべデフ(露)がリングに復帰。世界ランカーのタビソ ムクヌ(南ア)と対戦しました。40歳となったレべデフは、全くいいところなく大差の判定負け(0対3:107-120、108-119、112-115)。この試合後、あらためて現役からの引退を発表しています。
5)現在の世界ボクシングを代表する選手の一人であるサウル アルバレス(メキシコ)が先日、11月に獲得したWBOライトヘビー級王座を返上。アルバレスの今後の進路は、スーパーミドル級での王座統一戦や、ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)との3度目の対戦が予想されます。
6)プロ50勝目の勝利を目指していた元WBOフライ級、スーパーフライ級王者のオマール ナルバエス(亜)も21日に試合を行っています。保持するIBFラテン・バンタム級王座の防衛戦に臨んだナルバエス。これまでの戦績が11勝(1KO)10敗1引き分けの同胞パブロ チャコンと対戦しますが、僅差ながらもまさかの判定負けを喫してしまいました(1対2:96-94、94-96、93-97)。すでに44歳となったナルバエス。そろそろ潮時でしょうな。