最近(2022年10月23日ごろ)のニュースです。
1)2度目の世界4階級制覇挑戦を目指す田中 恒成(畑中)が師走の11日、名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで、南アフリカの世界ランカ、ヤンガ シッキボと対戦します。一昨年の大晦日に井岡 一翔(志成)に敗れて以来、日本国内の強豪相手に2連勝を飾っている田中。既にWBOスーパーフライ級の1位にランキングされています。シッキボは17勝(5KO)1敗1引き分けの戦績の持ち主で、これまでにWBO同級のインターナショナルや、インターコンチネンタル王座を獲得してきた選手。今回の田中戦が南アフリカ以外での初の試合となります。
この試合で田中が勝利を収めれば、一翔への再挑戦への道が大きく開く事になります。
2)これまでにスーパーフライ級とバンタム級で世界王座に挑戦した経験を持つ赤穂 亮(横浜光)が師走の3日、韓国の仁川で、世界王座を3階級で獲得してきたジョンリエル カシメロ(比)と対戦することが発表されました。カシメロもそうですが、赤穂も前日計量失敗の前科を持つだけに、試合開始のゴングが鳴らされるまで目が離せない興行となるでしょう。
3)IBFはミドル級王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)に対し、既に指名挑戦権を獲得しているエスキバ ファルカン(ブラジル)との防衛戦を行うよう指示を出しました。一部の情報では、この試合の勝者がWBAレギュラー王者エリスランディ ララ(キューバ)との対戦を行うとの事です。
4)元WBAバンタム級王者アンセルモ モレノ(パナマ)が今月15日、地元で8回戦のリングに登場。格下フリオ セサール クルス(メキシコ)に初回KO勝利を収めています。
5)同日、2019年5月に英国の地で井上 尚弥(大橋)の強打の餌食となったエマヌエル ロドリゲス(プエルトリコ)が米国ニューヨークのリングで世界ランカーであるゲーリー アントニオ ラッセル(米)に勝利。世界王座返り咲きに向け前進しています。
6)同じ興行で、元IBFスーパーミドル級王者カレブ プラント(米)が、これまでに2度WBC王座を獲得してきたアンソニー ディレル(米)を9回でKO。プラントもまた、世界王座への返り咲きへ向け再発進しました。