今から30年前の1992年10月11日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
WBCストロー級戦(現ミニマム級):
王者リカルド ロペス(メキシコ)TKO2回1分46秒 指名挑戦者ロッキー リン(ロッキー)
*ボクシングの試合が終わった直後に、会場がシ~ンッとなった光景を初めて見ました。それまでは試合後、拍手喝采かブーイングが起こるもののみと思っていました。
初回のリンの動きは、世界初挑戦による緊張感もなく良好。対するロペスは、普段通りにガードを高く上げフットワークを駆使し、非常に慎重な立ち上がりを見せました。
(仕掛けようとするリン(左)と、それを迎え撃つロペス(右)。)
しかし続く2回、試合は急展開し一気に終わってしまいました。ロペスが放った、中南米選手特有の、アジア圏の選手には無い長い距離からの左フックがリンを直撃。その一発で腰砕けになったリンは既に半放心状態。同じパンチを続けてもう2発貰ったリンは背中から吹っ飛ぶようにしてダウン。そこでこの試合は終了しています。
(慎重に距離を測るロペス。)
両者の実力差というより、ボクシングの質が違いすぎました。1990年の10月25日に、大橋 秀行(ヨネクラ)を破り世界王座を獲得したロペス。このリン戦の勝利により、その圧倒的強さをさらに印象付けることとなりました。日本で無敵を誇っていたリンを一蹴したロペス。この試合は私(Corleone)にとり、大橋戦以上のインパクトのあるものでした。
(左フック一発(計3発)でリンをKOしたロペス。)
この試合の前に、世界王座から転落したばかりの辰吉 丈一郎(大阪帝拳)がリングに登場し、現WBC会長のマウリシオ スレイマン氏からチャンピオンリング(指輪)を贈られていました。当時のスレイマン氏は、現在では考えられないくらいスリムな体型をしていました。