DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

あの試合から30年(WBCフライ級)

2022年10月20日 05時22分32秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の1992年10月30日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
WBCフライ級戦:
王者ユーリ 海老原(協栄)判定3対0(117-108、117-109、115-113)挑戦者陳 潤彦
(韓国)

*6月に強豪ムアンチャイ キティカセム(タイ)と死闘を演じ、見事な右ショートで王座奪取に成功したユーリ。4ヶ月後に行われた初防衛戦では、27戦全勝(18KO)の韓国の刺客陳から2回、4回、そして7回と合計3度のダウンを奪い判定勝利。王座の初防衛に成功しました。

(確実な勝利を収めたユーリでしたが、欠点も暴露する結果に。)

これだけだと、いかにもユーリが圧倒的な強さを見せつけ勝利を収めたかに強かったかにみえます。しかし実際は、ユーリが欠点を覗かせると同時に、苦しい試合となってしまいました。ユーリはその強打で、挑戦者からコロコロとダウンを奪いました。しかし陳は決して打たれ強い選手ではなく、それまでの試合でもしばしばダウンを喫していた選手。しかしダウンによる深いダメージは負わず、立ち上がった後に一頑張りも二頑張りもする選手でした。

後半戦になるとユーリが追い込まれる場面もあり、結局は3つのダウンがものを言い判定勝利。もしダウンが無ければ、一人のジャッジは陳の勝利を支持していた可能性もあったわけです。

パンチ力は超一級で、スピードも抜群。しかも12回を戦い抜くスタミナがあることも証明したユーリ。しかし体は固く、攻撃はバラエティーに欠き、一言で言えばワンパターン。放つパンチもジャブとストレートが大半を占め、そのほとんどが顔面に集中。しかし逆に考えてみると、それほどのシンプルなボクシングで世界の頂点に辿り着いてしまうのですから恐ろしいものです。

世界チャンピオンになってもまだまだ伸びる可能性が多大にあった当時のユーリ。やはり今での好きな選手リストから外せません。

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