DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

一翔、ニエテスとの再戦が決定(WBOスーパーフライ級)

2022年06月10日 05時37分14秒 | 世界ボクシング

来月13日、東京都大田区総合体育館で予定される試合です。
WBOスーパーフライ級戦:
王者井岡 一翔(帝拳)対 挑戦者ドニー ニエテス(比)

*2018年の大晦日に、中国のマカオで対戦している両選手。その時はニエテスが2対1の判定で一翔を破り、当時空位だったWBOスーパーフライ級王座を獲得し、4階級制覇を達成しています。

ニエテスはその後、王座を即返上し何故だか長期のブランクに突入。昨年2021年に中東で2試合を行い、1勝(1判定)1引き分けの戦績を残しています。対する一翔はニエテスに敗れた半年後に、比国人が返上した王座を獲得。これまでに安定したボクシングを見せ、4度の防衛(1KO)に成功してきました。

実力拮抗者同士による再戦となりますが、初戦後、定期的に試合をこなしてきた一翔が明白な勝利を収め防衛記録を伸ばすのではないでしょうか。

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ヘイニーがカンボソスに快勝(4団体ライト級)

2022年06月09日 05時22分33秒 | 世界ボクシング

先日5日、豪州で行われた試合結果です。
4団体ライト級王座統一戦:
WBC王者デビン ヘイニー(米)判定3対0(118-110、116-112x2)IBF/WBA/WBO王者ジョージ カンボソス(豪)

*昨年11月にテオフィモ ロペス(米)との激戦を制し、一気に3つの世界のベルトを獲得したカンボソス。「時の人」となった豪州人ですが、その栄光は一瞬で潰えてしまいました。

僅か23歳ながらも、敵地のど真ん中で行われた4万人以上の大観衆の前で、普段通りのボクシングを披露。左ジャブとスピード、そしてそれに伴う技術でライバルを圧倒。点数以上の内容で快勝劇を演じています。

今回の一戦には、両者による再戦条項も含まれているようですが、ボクシングの相性から見て何度やっても結果は同じでしょう。ヘイニーはWBAレギュラー王者のジャルボンテ デービス(米)や、前WBC暫定王者ライアン ガルシア(米)、そして母国ウクライナのために戦っているワシル ロマチェンコとの一戦に進んでいって貰いたいものです。

2022年6月9日現在のライト級のタイトル・ホルダーたちを確認しておきましょう。

WBA(スーパー):デビン ヘイニー(米/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジャルボンテ デービス(米/3)
WBC:デビン ヘイニー(米/5)
IBF:デビン ヘイニー(米/0)
WBO:デビン ヘイニー(米/0)
OPBF(東洋太平洋):吉野 修一郎(三迫/2)
WBOアジア太平洋:吉野 修一郎(三迫/2)
日本:宇津木 秀(ワタナベ/0)

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井上、あっさりと3冠王に(3団体バンタム級)

2022年06月08日 05時09分07秒 | 世界ボクシング

現地時間の昨夜(7日・火曜日)、さいたまスーパーアリーナで行われた試合結果です。
3団体バンタム級王座統一戦:
IBF/WBA王者井上 尚弥(大橋)TKO2回1分24秒 WBC王者ノニト ドネア(比)

*止まることを知らない怪物・井上 尚弥。2019年11月に、12回を費やして判定勝利を収めたドネアをあっさりと仕留めることに成功。バンタム級での3つ目のベルトを吸収しています。

井上のパンチ力、そして初回終了間際にダウンを奪った後のパンチの当て感は驚異的なものでした。しかし、それまでのドネアの動きは非常によく、もし(禁句ですが)、試合が長引いていたら全く違った結果が待っていたかもしれません。

井上の次なるターゲットは、WBOタイトル保持者のポール バトラー(英)となりますが、バトラーでは井上に勝つことはほぼ不可能でしょう。少々先の話になりますが、井上はその後、どのような路線を歩んでいくのでしょうか。またドネアも、精神的に立ち直ることが出来れば、まだまだ十分に世界のトップでやっていけるでしょう。

僅か4分半の試合でしたが、好試合でした。

下記は2022年6月8日現在のバンタム級のタイトル保持者たちとなります。

WBA(スーパー/唯一):井上 尚弥(大橋/防衛回数6)
WBC:井上 尚弥(大橋/0)
IBF:井上 尚弥(大橋/5)
WBO:ポール バトラー(英/0)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/0)
WBOアジア太平洋:西田 凌佑(六島/1)
日本:澤田 京介(JB Sports/0)

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フルトン、元統一王者に快勝(2団体スーパーバンタム級)

2022年06月07日 05時10分33秒 | 世界ボクシング

先週末4日・土曜日、米国ミネソタ州で行われた試合結果です。
WBC/WBOスーパーバンタム級戦:
王者スティーブン フルトン(米)判定3対0(120-108x2、119-109)挑戦者ダニエル ローマン(米)

*昨年1月にWBO王座を獲得し、11月にWBCタイトルを吸収した勢いに乗るフルトン。今回はWBOの指名挑戦者で、前IBF/WBA統一王者ローマンを迎えて防衛戦を行いました。

両選手の相性というものもあるでしょうが、フルトンは実力者ローマンをそのスピードと技術で翻弄。予想以上の大差で強豪を退け防衛に成功。2冠王は、今月末の防衛戦を予定しているもう一人の2冠王ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン)との4団体王座統一戦を熱望しています。

2022年6月7日現在の、スーパーバンタム級王者たちの顔ぶれを確認しておきましょう。

WBA(スーパー):ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/防衛回数2)
WBC:スティーブン フルトン(米/1)
IBF:ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/2)
WBO:スティーブン フルトン(米/2)
OPBF(東洋太平洋):ピート アポリナル(比/0)
WBOアジア太平洋:井上 拓真(大橋/0)
日本:古橋 岳也(川崎新田/2)

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右一発!尾川、英国の地に散る(IBFスーパーフェザー級)

2022年06月06日 05時12分25秒 | 世界ボクシング

先週末4日・土曜日、英国で行われた試合結果です。
IBFスーパーフェザー級戦:
挑戦者ジョー コルディナ(英)KO2回1分15秒 王者尾川 堅一(帝拳)

*初回、そして2回の最初の一分間は、両者の好コンディションが伺える緊迫した攻防が繰り広げられました。しかし第2ラウンドが中盤にかかった矢先に、コルディナの放った見事な右が尾川にクリーンヒット。豪快にダウンを奪われた尾川は、カウント内に立ち上がろうとしますが時間切れ。昨年11月末に獲得した王座から、僅か半年で陥落してしまいました。

尾川からすれば残念な結果となってしまいましたが、この試合に関して言えば、コルディナのワンパンチを褒めるべきでしょう。

下記は2022年6月6日現在の、スーパーフェザー級王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(唯一):ロジャー グティエレス(ベネズエラ/1)
WBC:シャクール スティーブンソン(米/0)
IBF:ジョー コルディナ(英/0)
WBO:シャクール スティーブンソン(米/2)
OPBF(東洋太平洋):力石 政法(緑/0)
WBOアジア太平洋:リアン ウィルソン(豪/2)
日本:坂 晃典(仲里/1)

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日本軽量級の新旧対決が実現(色々:06‐05‐22)

2022年06月05日 05時20分47秒 | 世界ボクシング

最近(2022年6月5日ごろ)のニュースです。

1)日本ライトフライ級王者岩田 翔吉(帝拳)と、同OPBF(東洋太平洋)王者堀川 謙一(三迫)がそれぞれの王座を賭け対戦します。来月2日に後楽園ホールで予定されるこの試合には、両者が保持している王座に加え、現在空位となっているWBOアジア太平洋のベルトも争われることになります。

2)2018年師走にデビューし、僅か7戦目で日本の頂点に立った岩田。今回の試合は9戦目となります。対する堀川のプロデビューは2000年4月にまで遡ります。勝ち負けを繰り返しながら階段を上ってきた堀川。2015年に日本王座を、2017年にはWBOアジア太平洋ベルトを奪取し、2020年には現在保持しているOPBF王座を獲得。日本王座に限って言えば、今回の試合に勝利すると3度目の獲得となります。

今回の試合の勝者は、世界戦挑戦に向け大きく前進することになるでしょう。

3)前WBAライトフライ級暫定王者で、現在は1位にランキングされているダニエル マテヨン(キューバ)が今月17日、本拠地としているパナマのリングに登場。メキシコのイバン カリリョ(Carrillo)と無冠戦10回戦で対戦します。

4)前WBOライトフライ級王者エルウィン ソト(メキシコ)と、前WBAスーパー王者ヘッキー ブドラー(南ア)が今月25日、WBC王座への挑戦権を賭け拳を交えます。現在WBCのベルトを保持しているのはご存じの通り寺地 拳四郎(BMB)です。

5)減量苦のためそれまで保持していたWBOスーパーウェルター級王座を返上し、ミドル級に進出してきたハイメ ムンギア(メキシコ)。新たな階級でも5連勝(4KO)を記録し、世界2階級制覇挑戦が目前に迫っています。このムンギアが今週末11日、米国カリフォルニア州のリングに登場しジミー ケリー(英)と対戦します。

6)WBOはスーパーウェルター級王者ジャーメル チャーロ(米)に対し、指名挑戦者ティム チュー(豪)との防衛戦を行うよ指示を出しました。

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今週末の試合予定

2022年06月04日 05時13分58秒 | 世界ボクシング

2022年6月第一週末の主な試合予定です(2022年6月4日から6月10日まで)。

4日 土曜日
後楽園ホール
スーパーウェルター級戦(10回戦):
井上 岳志(ワールドスポーツ)対 
ワチュク ナァツ(マーベラス)

英国
IBFスーパーフェザー級戦:
王者尾川 堅一(帝拳)対 挑戦者ジョー コルディナ(英)

米国ミネソタ州
WBC/WBOスーパーバンタム級戦:
王者スティーブン フルトン(米)対 挑戦者ダニエル ローマン(米)

WBAスーパーミドル級戦(レギュラー王座):
王者デビッド モレル(キューバ)対 挑戦者カルビン ヘンダーソン(米)

 

5日 日曜日
豪州
4団体ライト級王座統一戦:
IBF/WBA/WBO王者ジョージ カンボソス(豪)対 WBC王者デビン ヘイニー(米)

 

7日 火曜日
さいたまスーパーアリーナ
3団体バンタム級王座統一戦:
IBF/WBA王者井上 尚弥(大橋)対 WBC王者ノニト ドネア(比)

日本/WBOアジア太平洋スーパーバンタム級戦(王座統一戦):
WBOアジア太平洋王者井上 拓真(大橋)対 日本王者古橋 岳也(川崎新田)

日本/WBOアジア太平洋スーパーライト級戦:
王者平岡 アンディ(大橋)対 挑戦者赤岩 俊(マナベ)

 

10日 金曜日
メキシコ
WBAライトフライ級王座統一戦:
スーパー王者京口 紘人(ワタナベ)対 レギュラー王者エステバン ベルムデス(メキシコ)

*日本人選手が絡む世界戦が、短期間の間に集中して行われるのは数年前(2019年かな?)の年末以来ですね。日本人選手が全敗しそうな気がしないでもないのですが...

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約一年ぶりのララが楽勝(WBAミドル級:レギュラー王座)

2022年06月03日 05時31分43秒 | 世界ボクシング

先週末5月28日、米国ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBAミドル級戦(レギュラー王座):
王者エリスランディ ララ(キューバ)TKO8回23秒 挑戦者ゲリー オサリバン(アイルランド)

*昨年の5月初日に、僅か80秒でWBAミドル級の第2の王座を獲得したララ。それから約13ヶ月、予定外の長期ブランクを作ってしまいましたが、格下を圧倒的な力量差で圧倒し初防衛に成功。まだまだ食われない存在だということをアピールしています。

実力は認められながらも、地味なボクシングを展開するため、中々ビックマッチのオファーが来ないララ。実力的には前スーパー王者より明らかに上。このまま終わってしまうにはもったいない存在でしょう。

下記はララを含めた2022年6月3日現在の、ミドル級王者たちの顔ぶれです。

WBA(スーパー):ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/防衛回数0)
WBA(レギュラー):エリスランディ ララ(キューバ
/1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
IBF:ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/2)
WBO:デメトリアス アンドラーデ(米/5)
WBO(暫定):ジャニベック アリムカヌウェ(カザフスタン/0)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/0)
WBOアジア太平洋:野中 悠樹(渥美/2)
日本:国本 陸(六島/0)

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ほぼヘビー級の情報です(色々:06‐02‐22)

2022年06月02日 05時31分43秒 | 世界ボクシング

最近(2022年6月2日ごろ)のニュースです。

1)昨年10月に、宿敵タイソン フューリー(英)との3度目の大激戦を演じ、偉大なる敗者の地位に甘んじてしまった元WBCヘビー級王者ディオンティー ワイルダー(米)。最近になり、リング復帰への意向をチラつかせる発言が目立つようになってきました。

2)ワイルダーと共に、今後の動向が不透明なフューリー。来月23日に予定される3団体ヘビー級戦、オレクサンデル ウシク(ウクライナ)とアンソニー ジョシュア(英)による再戦後に、よりはっきりとした意向が分かることになるでしょう。

3)現在のWBCヘビー級ランキングは、1位がワイルダー、2位がジョー ジョイス(英)、3位がジョセフ パーカー(ニュージーランド)となっています。

4)来月2日に対戦を予定していたジョイスとパーカーですが、この注目の一戦はパーカー陣営の事情により、秋にずれ込む見通し。しかしジョイスは来月に、別の対戦相手と拳を交えるようです。近日中にもその選手が発表されることでしょう。

5)2017年4月にウシクに敗れているマイケル ハンター(英)と、同年9月にパーカーに苦杯を喫しているフューリーの従兄弟ヒューイが来月2日、WBAヘビー級の挑戦権を賭け対戦します。この試合の勝者は、来週末11日に行われるレギュラー王者トレバー ブライアン(米)と、前暫定王者ダニエル デュボア(英)の勝者に挑戦する予定です。

6)約一ヵ月前にサウル アルバレス(メキシコ)を破り、時の人となったドミトリー ビボル(キルギスタン/露)。秋口に、ジョシュア ブアッツィ(英)を迎え防衛戦を行う可能性があるようです。

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デービス、左一発で仕留める!(WBAライト級:レギュラー王座)

2022年06月01日 05時53分32秒 | 世界ボクシング

先週末28日・土曜日、米国ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBAライト級戦(レギュラー王座):
王者ジャルボンテ デービス(米)TKO6回2分39秒 挑戦者/前暫定王者ローランド ロメロ(米)

*以前から舌戦を繰り広げていた両雄がついに激突。26勝全勝(24KO)のデービスと、14戦全勝(12KO)のロメロという強打者同士の一戦は、激し打ち合いではなく、どちらかというとカウンター狙いの技術戦になりました。

初回、2回と消極的に見えたデーボスですが、回を追うごとにエンジンの出力が増していきました。4回、5回とクリーンヒットが増えていったデービスは6回、ロメロが出てくるところに左カウンターを直撃させライバルからダウンを奪います。カウント内に立ち上がったロメロですが、足元が定まらなかったためレフィリーは試合の継続を許さず。デービスが一発で試合を終わらせています。

 

防衛回数を伸ばすと同時に、92.59%とという高いKO率を維持したデービス。下記はデービスを含めた、2022年6月1日現在のライト級の王者たちとなります。

WBA(スーパー):ジョージ カンボソス(豪/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジャルボンテ デービス(米/3)
WBC:デビン ヘイニー(米/4)
IBF:ジョージ カンボソス(豪/0)
WBO:ジョージ カンボソス(豪/0)
OPBF(東洋太平洋):吉野 修一郎(三迫/2)
WBOアジア太平洋:吉野 修一郎(三迫/2)
日本:宇津木 秀(ワタナベ/0)

*同級の注目は何といっても、今度の日曜日・5日に豪州で予定される、カンボソスとヘイニーによる4団体王座の統一戦。実力拮抗者同士の一戦なだけに、緊迫した試合になるのではないでしょうか。

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