DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ドタキャンや試合予定、などなど(色々:11‐10‐23)

2023年11月10日 05時33分09秒 | 世界ボクシング

最近(2023年11月10日ごろ)のニュースです。

1)今週末11日(明日の事です)、名古屋にある愛知県武道館で予定されていたスーパーフェザー級の世界ランカー対決、WBOアジア太平洋スーパーフェザー級王者力石 政法(緑)とカルロス フローレス(メキシコ)の一戦。この注目の一戦は、フローレスが日本への出発直前にパスポートが盗難されたためにキャンセルに。来年早々(2月ごろ)に再スケジュールされる見通しです。

2)「力石対フローレス」戦と同じ興行で予定されていたOPBF(東洋太平洋)スーパーフライ級戦、KJ カタラジャ(比)とジェイアール ラクィネル(比)戦を含め、興行自体が中止となってしまいました。日本での試合がドタキャンになるのも珍しいですね。

3)サウル アルバレス(メキシコ)の陰に隠れながらも、コツコツと防衛記録を伸ばしているWBAスーパーミドル級レギュラー王者デビット モレル(キューバ)。来月16日、現在拠点としている米国ミネソタ州のリングにセナ アグべゴ(ガーナ)を迎え、6度目の防衛戦を行います。

4)WBOバンタム級王者ジェイソン マロニー(豪)が来年1月13日にカナダのリングで、サウル サンチェス(メキシコ)を相手に今年5月に獲得した王座の初防衛戦を予定しています。

5)今年の4月にWBOフェザー級王座を獲得し、7月に東京のリングで初防衛に成功しているロベイシー ラミレス(キューバ)。プロデビュー戦で黒星を喫した五輪2冠王(ラミレスの事)が来月9日、フェザー級としては185センチという超長身のラファエル エスピノサ(メキシコ)を相手に2度目の防衛戦を行います。

6)自身の体調不良のため、これまでに何度も世界初挑戦の機会をふいにしてきたバージル オルティス(米)のリング復帰戦が決定。19戦全勝全KOのオルティスは来年早々の1月6日、ラスベガスのリングでフレデリック ローソン(ガーナ)と拳を交えることになりました。まずは無事に試合が行われることに期待しましょう。

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サンティアゴ、急遽暫定王者に(WBOライトフライ級:暫定王座)

2023年11月09日 05時02分08秒 | 世界ボクシング

先月末27日、ニカラグアで行われた試合結果です。
WBOライトフライ級戦(暫定王座決定戦):
レネ サンティアゴ(プエルトリコ)KO12回1分18秒 ケビン ビバス(ニカラグア)

*本来ならこの日は、サンティアゴの同胞のジョナサン ゴンザレスがジェラルド サパタ(ニカラグア)を相手にWBOライトフライ級王座の防衛戦を予定していました。しかし試合直前になりゴンザレスが急病となり、突如サンティアゴに暫定王座決定戦の機会が訪れました。

サパタの同胞ビバスを迎えたサンティアゴ。共に世界初挑戦同士の対戦となりましたが、経験で勝るサンティアゴが最終回にライバルを仕留めることに成功。暫定ながらも世界のベルトを腰に巻いています。

 

下記はこの試合が終わった時点(2023年10月27日)時点での、ライトフライ級王者たちとなります。

WBA:寺地 拳四郎(BMB/防衛回数2)
WBC:寺地 拳四郎(BMB/3)
IBF:シベナティ ノンティンガ(南ア/1)
WBO:ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ/2)
WBO(暫定):レネ サンティアゴ(プエルトリコ/0)
OPBF(東洋太平洋):ミエル ファハルド(比/0)
WBOアジア太平洋:山中 竜也(真正/0)
日本
:大内 淳雅(姫路木下/0)

*WBOは180日以内に、ゴンザレスとサンティアゴによる同団体内での王座統一戦を行うよ義務付けています。

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あの試合から30年(WBAクルーザー級:1993年11月6日)

2023年11月08日 05時15分17秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の一昨日にあたる1993年11月6日、フランスで行われた試合結果です。
WBAクルーザー級戦(王座決定戦):
オーリン ノリス(米)KO6回45秒 マルセロ フィゲロア(亜)

*1990年代初めから半ばにかけ、スーパーウェルター級で王朝を築いたテリー ノリス(米)の実兄オーリン。スリムな体格のテリーと異なり、ずんぐりむっくりな体格の持ち主です。177センチとクルーザー級でも小柄な部類に入るオーリンは、プロデビュー以降長らく最重量級であるヘビー級を主戦場にしていました。

(テリー(左)とオーリン ノリス兄弟)/ Photo: Pinterest

体格でのハンディがあるにもかかわらず、最重量級のNABF(北米)王座を獲得。トニー タッカー(米)やオリバー マッコール(米)、バート クーパー(米)、そしてジェシー ファーガソン(米)等、世界ヘビー級王座を獲得した経験を持つ選手や、後に世界チャンピオンとなる強者、そしてヘビー級王座への挑戦経験のあるボクサーたちと凌ぎを削りながら五分以上の戦績を収めてきた強豪です。しかし世界王座には一歩足りないというのが、オーリンに突き付けられた悲しい現実でした。

そんなオーリンが階級を一つ下げ、世界の檜舞台に立ったのが30年前。場所はオーリン、そして対戦者フィゲロアにとり第三国であるフランスのパリ。当時クルーザー級のリミットは、現在の200ポンド/90.72キロより軽い190ポンド/86.18キロ。オーリンにとり、地味ながらも理想的な階級だった事でしょう。

空位だったWBA王座決定戦は、試合開始早々にオーリンが放った左フック一発で決まったと言って過言ではありません。この試合で放たれた最初の一発で大きなダメージを被ったフィゲロアは、生き残る時間を延ばすのが精一杯。懸命に反撃を試みますが、すでに足にきておりパンチに力が入りません。

(試合開始ゴング直後から、フィゲロアを圧倒し続けたオーリン)/ Photo: YouTube

最終回となった6回、オーリンの左フックからの右ストレートがフィゲロアを直撃しゲームセット。冬直前の「花の都」パリで、地味な階級に実力王者が誕生。弟テリーに遅れる事3年半。オーリンもようやく世界の頂点に到達することに成功。

見かけとは裏腹に確かな技術を兼ね備えていたオーリン。ヘビー級で養ったパワーを加え、同級で大暴れしそうな予感を漂わせていました。

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試合予定色々(色々:11‐07‐23)

2023年11月07日 05時12分08秒 | 世界ボクシング

最近(2023年11月7日ごろ)のニュースです。

1)今年1月にジャルボンテ デービス(米)の保持するWBAライト級王座に挑戦し、9回TKOで散ったエクトル ルイス ガルシア(ドミニカ)。今月末25日にラモント ローチ(米)を迎え、昨年8月に獲得したWBAスーパーフェザー級王座の初防衛戦を行います。

2)同じ興行には、19勝(19KO)1敗のスブリエル マティアス(プエルトリコ)が23戦全勝(20KO)のショジャホン エルガシェフ(ウズベキスタン)を迎え、こちらも初防衛戦を予定しています。

3)またその興行には、2021年6月より実戦から遠ざかっているジャモール チャーロ(米)も登場。元WBAスーパーライト級暫定王者ホセ べナビデス(米)と無冠戦10回戦で対戦します。

4)来月10日、WBOクルーザー級王者クリス ビラン スミス(英)がキャリア抱負のマテウス マスレルナク(ポーランド)を相手に初防衛戦を行います。

5)4月に日本ウェルター級王座を獲得している坂井 祥紀(横浜光)が来月2日、後楽園ホールのリングに登場。シーサー 皆川(平仲)を相手に2度目の防衛戦を行います。

6)6月にWBOアジア太平洋ライト級王座を獲得している保田 克也(大橋)が来年、、と言っても2ヶ月後ですが、1月9日、後楽園ホールのリングで2度目の防衛戦を予定しています。今回、保田に挑戦するのはタイトル戦初出場の佐伯 瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)となります。

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あの試合から30年(IBF/WBAヘビー級:1993年11月6日)

2023年11月06日 05時43分30秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の1993年11月6日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
IBF/WBAヘビー級戦:
挑戦者/前王者イベンダー ホリフィールド(米)判定2対0(115-113、115-114、114-114)王者リディック ボウ(米)

(再戦のキャッチフレーズは「返り討ちか、それとも復習か!?」)/ Photo: Wikipedia

*この試合からちょうど1年前、ボクシング史に残る大激戦を演じた両雄。一年の時を経て、再びフルラウンドに渡る大激闘を演じる事に。

前年にホリフィールドを破り、世界ヘビー級王座を獲得したボウ。その後戦わずしてWBC王座を放棄し、格下相手に2連続KO勝利を収めています。対するホリフィールドは、以前TKOで葬った相手に再び勝利を収めたとはいえ、最終回のゴングを聞いています。実力拮抗者同士の再戦となりましたが、試合前は勢いに勝るボウが「再び勝利を収めるのでは」という予想が多く聞かれました。

勢いに乗るボウはこの試合でも、「古豪を一気に仕留めてしまえ!」と言わんばかりに、試合開始のゴングと同時にホリフィールドに襲い掛かります。奇襲を受けたホリフィールドは足がバタついてしまい、「ひょっとすると、この試合は序盤で終わってしまうのでは?」と、前王者の無様な姿を想像してしまいました。しかしそこは歴戦の雄ホリフィールド。後手に回ろうとも自分のボクシングを崩すことなく、また勢い負けすることなくボウに対抗していきます。

固いガードに左ジャブからの右ストレート、そしてそれに続く左右の連打と、丁寧なボクシングを展開していくホリフィールド。必要とあれば大柄なボウと勇敢にパンチの交換をし、会場を沸かせます。

(丁寧で、勇敢なボクシングを展開したホリフィールド)/ Photo: Pinterest

一年前の対戦では、見事なボクシングでホリフィールドに快勝し、世界ヘビー級の頂点に立ったボウ。世界王者としての一年は、リング活動は格下相手とはいえ順調に防衛記録を更新してきました。しかしWBCのチャンピオンベルトをゴミ箱に捨てるなど、リング外では少々ゴタゴタ続き。この再戦では、お腹周りが少々緩みがちで、そのコンディションに疑問符が付けられていました。

仕上がり自体には何ら問題を感じさせなかったボウでしたが、ボクシング自体が勝ちを急いでか、かなり雑。そのため、接近した場面でポイントがライバルに流れて行ってしまいました。結果論になりますが、前回(1992年11月)の試合での勝利と、その後の2つの序盤KO勝利が、ボウのボクシングを少々狂わせてしまったのかもしれません。

前戦以上に競った内容でホリフィールドが雪辱に成功。各ラウンド、3分間の打ち合いは全く問題がありませんでした。しかしゴング後に両者が打ち合い続けるというラウンドが、少なくとも4、5ラウンドありました。まあこの両者が何度戦っても、激戦となる証かもしれませんが。

(ホリフィールド、雪辱!)/ Photo: Sports Illustrated Vault

シーザースパレスの屋外特設リングで行われたこの試合。7回途中に突如、空からパラシュートを付けてパラグライダー男が誤ってリング上に降り立ってしまうという大事件が起こりました。そのため、試合は21分の中断を余儀なくされてしまいました。11月になると砂漠のど真ん中に位置するラスベガスの朝晩は結構な冷え込みになります。試合再開後、試合は無事に終わりましたが、7ラウンド分の中断が試合の流れにそれなりの影響を与えたことは確かでしょう。

(空から人が降ってくるという珍事! しかしホリフィールド、相変わらず見事な背中をしています)/ Photo: Boxing News

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あの試合から30年(WBAジュニアバンタム級:1993年11月5日)

2023年11月05日 05時28分01秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の1993年11月5日、有明コロシアムで行われた試合結果です。
WBAジュニアバンタム級戦(現スーパーフライ級):
王者鬼塚 勝也(協栄)判定3対0(116-111、116-114、115-113)挑戦者タノムサク シスボーベー(タイ)

(19ヵ月ぶりに拳を交えた鬼塚とタノムサク)/ Photo: TBSテレビ

*この試合が行われる19ヵ月前、当時空位だったWBAジュニアバンタム級王座を争った両雄。その時は前半戦で大きく出遅れた鬼塚が、後半戦に粘りを見せつけ何とか最終回のゴングを聞きました。

試合終了後、タノムサクが母国タイの国民的英雄カオサイ ギャラクシーの後継者の地位に立つと思われました。しかし下された判定は、僅差ながらも3対0で鬼塚の勝利を支持。論議を呼ぶ新王者誕生となってしまいました。

その後鬼塚は、松村 謙一(JA加古川)との国内新旧対決に圧勝し、指名挑戦者アルマンド カストロ(メキシコ)にも大勝。1992年の日本国内年間最優秀選手に輝くなど、その評価を挽回しました。しかしこの年の5月に行われた林 在新(韓国)との3度目の防衛戦では、タノムサクとの第一戦に続く大苦戦を強いられ、再び論議を呼ぶ判定勝利を収めています。

世界王者として評価が定まらない鬼塚。宿敵タノムサクとの再戦に快勝し、名誉挽回を図りたいところ。今回の再戦では、前回の失敗を糧に、初回を確実に押さえました。しかしその後はタノムサクも地力を発揮し、一進一退の攻防が続くことに。

迎えた9回、ゴング後にパンチを放ち鬼塚をふらつかせたタノムサクは致命的な減点を科されるます。そして鬼塚も執念で終盤戦を乗り切り、今回も僅差の判定勝利を手にすることに。苦しみながらも防衛記録を4に伸ばすことに成功。

当時の雰囲気として、ボクシング関係者やファンは、鬼塚の綱渡り的な判定勝利に慣れてしまっていました。

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今週末の試合予定

2023年11月04日 05時44分52秒 | 世界ボクシング

2023年11月第一週末の主な試合予定です(2023年11月4日から11月10日まで)。

4日 土曜日
後楽園ホール
日本フライ級戦:
王者飯村 樹輝弥(角海老宝石)対 挑戦者村上 勝也(名古屋大橋)

モナコ
IBFスーパーフェザー級戦:
王者ジョー コルディナ(英)対 挑戦者エドワード バスケス(米)

IBFライトフライ級戦:
王者シベナティ ノンティンガ(南ア)対 挑戦者エイドリアン クリエル(メキシコ)

米国フロリダ州
WBCクルーザー級戦(王座決定戦):
ノエル ゲボール(独)対 イルンガ マカブ(コンゴ)

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意見番(11‐03‐23)

2023年11月03日 05時22分59秒 | ボクシングネタ、その他雑談

*次号は年末に行われる4団体王座統一スーパーバンタム級戦でしょうね。

Photo: Amazon.co.jp

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年末決戦が決定(4団体スーパーバンタム級)

2023年11月02日 05時08分03秒 | 世界ボクシング

12月26日、有明アリーナで予定される試合です。
4団体スーパーバンタム級戦(王座統一戦):
WBC/WBO王者井上 尚弥(大橋)対 IBF/WBA王者マーロン タパレス(比)

数ヵ月前から実現に向け調整が進められていた一戦。先日、年末に東京のリングで行われることが正式に発表されました。

2つの世界王座を保持する王者同士による統一戦とはいえ、井上の圧勝が予想されます。そのため、私(Corleone)は4団体王座統一戦としては、それほど期待していません。注目は、タパレスがビビることなくどれだけ本領を発揮できるかでしょう。

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2大世界戦を含む興行が延期に(WBAバンタム級ほか)

2023年11月01日 05時21分21秒 | 世界ボクシング

11月15日、東京・両国国技館で予定されていた試合です。
WBAバンタム級戦:
王者井上 拓真(大橋)対 挑戦者ジェルウィン アンカハス(比)

WBAフライ級戦:
王者アルテム ダラキアン(ウクライナ)対 挑戦者ユーリ阿久井 政悟(倉敷守安)

*拓真の地元、神奈川県座間市ではパブリックビューイングも決まっていた興行。しかし拓真が肋骨を骨折する重傷を被い、この日の防衛戦は不可能に。上記の世界戦2試合や、辰吉 寿以輝(大阪帝拳)と与那覇 勇気(真正)による一戦など、すべての試合が延期となってしまいました。

興行自体は再スケジュールになる予定のようですが、WBAバンタム級戦以外は決行してほしかったです。

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