先週5月26日に「きんてつ鉄道まつり<塩浜>」へ出かけてきました。
ずいぶん日数が経ってしまいましたが…、そのときに写してきた画像を、どどどっと貼っておきます。
白子駅ホームにて
↑近鉄名古屋線・白子駅ホームにて。四日市ゆき各駅停車。(最後尾側から撮影)
塩浜へ向かう途中、この駅で特急から急行へ乗り換えました。乗り換え待ちのひととき、ホームで写してみたものです。
↑しらこじゃないよ、しろこだよ。
名古屋線沿線の方々であれば間違うことはないのだろうけれど、他所の者は、つい、〝しらこ〟と読んでしまいがちやね。
ここは、三重県鈴鹿市の、白子という地区なのだそう。
白子駅は乙特急の停車駅です。(上の画像は、大阪難波ゆき特急<名阪乙>が停車中のひとこま)
まつり会場(塩浜検修車庫)
↑塩浜駅から歩いて5分ほどで到着。
〝西〟の五位堂検修車庫(大阪線)とともに近鉄電車の車両整備を担う、〝東〟の塩浜検修車庫です。(←そういう表現でいいか??)
↑会場に足を踏み入れてみると…。
ヘッドライトを点灯して歓迎してくれた(?)のは、台車を運搬する電動貨車(左)と、近鉄では希少な存在の電気機関車(右)。
↑古めかしい機関車です。
もともとは「デ31形」と呼ばれた電気機関車だったそう。(塩浜にいるこの機関車は、そのうちの32号機だそう。デ32とも。)
で、今は、もう車籍が無いのだそうです。近鉄電車のラインナップからは除籍されていて、登録外選手なんやね。
だから、この機関車の車体には、形式番号の表記(ナンバー)がありません。
ナンバーが無いし、本線に出て走行することは許されないのかな。
塩浜車庫の敷地内(構内)に限定した入換用機関車として使われているようです。(そういう使い方はアリなんやね)
↑電気機関車にしちゃぁ、ずいぶん可愛らしい色(塗装)です。
↑電気検測車「はかるくん」。2両編成です。
近鉄の通勤型車両をベースに、車体改造によって誕生した検測車両です。車両形式としては、モワ24系と呼ぶそう。
↑はかるくんや電気機関車はともかく、この日は、団体専用「かぎろひ」編成も展示されると予告されていて、私も期待してやって来たんだけどな。
かぎろひ、どこにも居ないじゃないかーっ!?
↑…って、実は、ここへ着いた時から視界には入っていたんですけどね。
かぎろひ、あんなところに止まってます。(塩浜駅のホームに止まっている)
どうやら当日は、この「鉄道まつり」の見物をコースに組み込んだ「かぎろひ」のツアーが行われていたみたい。
「かぎろひ」も昼ごろは車庫内に展示されていたみたいだけど、まつり終了時刻を待たずに本線(塩浜駅)へ回送され、ツアー御一行を乗せて走り去りました。
私が塩浜に着いて、まつり会場まで徒歩移動しているときに、ちょうど、「かぎろひ」は車庫から出て塩浜駅ホームへ回送されたのでした。
↑塩浜駅前からまつり会場(検修車庫)までは、道路をてくてく歩いて5分ほどかかりましたが、駅と車庫は隣り同士なので、塩浜駅のホームは目の前に見えています。
目の前に見えているけれど、線路歩き(渡り)はできないので、あのホームへ行くには外の道路をぐるっと回って5分歩かないとダメ…。
↑まつり会場では、いろいろなイベントが行われていました。
これは、みなさんで「電車と綱引き」をしておられるところ。
↑連結器に〝綱〟を巻いてもらって、きょうは綱引きイベントにご奉公の1310号。
車両形式…、調べないと分かりません! 調べてみたら、これは1201系というグループなんやね。
↑建物内では、鉄道模型の展示も行われていました。
↑これ、おもしろい模型だなぁと思いました。
伊勢志摩ライナーと、ビスタカーと、ビスタEX。
車体断面と比較して、車両の長さは〝より短く〟再現されているので、連結走行をしても、コロコロとした印象で可愛らしく走ります。
外観は、結構ツボをおさえて作られているというか、ちゃんと、それぞれの車両(実車)の特徴を捉えていますね。
シングルアーム・パンタは、ご愛嬌ということで…。
↑このタイプの模型が、いっぱいありました。(「かぎろひ」も…!)
なんか知らんけど、「スカイライナー」もありました。ちゃんとフル編成やし…。
写せていないけれど、小田急のVSEもあったような気がする。
↑建物の屋上も開放されていて、周辺の〝展望〟を楽しめました。
画面右側にぽつんと1両だけ止まっている車両が、さきほどの綱引き電車です。
画面左へ目を移すと、オレンジ&白に塗られた車両が見えます。電気検測車「はかるくん」です。
画面中央から奥のほうを望むと、電気機関車と電動貨車が小さく見えています。
それと…、この画像では、塩浜駅のホームを特急列車が通過中です。
↑屋上から、少し角度を変えて写してみた。
近鉄駅に隣接して、JR貨物の塩浜駅もあります。石油輸送の貨車(タキ)がたくさん止まっているのが見えます。
遠くには工場地帯の大きな煙突が見えます。ここが工業の都市・四日市市であることを実感します。
なお、画面中央に〝横たわる〟近鉄電車(赤白ツートン)は、営業中の列車ではなく、この場にずうっと留置されていました。
↑会場には、三重交通の車両(バス)も展示されていました。
↑「トラバーサ」と呼ばれる、鉄道車両を移動させる機械。(水色に塗られている部分がトラバーサ。かなり大きい。)
↑トラバーサの実演を見ることができました。
「アント」と呼ばれる小型移動機が、電車1両を引っ張り出してきて、トラバーサの上まで牽引します。
引っ張り出されたのは1210号。ふだん2両編成でコンビを組んでいる相方は、綱引きで頑張っていた1310号。お疲れ様です
↑車両が完全に載ったのを確認して、トラバーサがゆっくりと動き、〝電車が真横へ移動〟していきます。
トラバーサの動きに合わせて、車両が左右に揺れる様が豪快でした。
↑実演が終わって、こんどはアントに押し込まれる形で、車両は検修庫のなかへ帰っていきました。
滅多に見ることができない実演だし、大勢が興味深く見物しました。
↑庫内に収まった1210号と、その前にくっ付いているのが「アント」です。
「アント」のことを機関車と呼ぶのは大袈裟なのかな。説明板には〝車両移動機〟と書いてありました。
こんなに小さな機械で、大きな鉄道車両(1両)を牽引するのだから驚きです。
馬力はともかく、重さ(自重)がないと牽引は不可能とのことで、アントにはおもり(ウエイト)も付いて、自重6トンだそう。
こんなに小さいのに、6トンもあるとは…。
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