一昨日、上野公園を歩いた。漂う甘い香りに見上げると、繁った木々の中にひときわ大きくて、真っ白い花を見つけた。木もまた大きい。今ごろ木蓮?いや、木蓮はこんなに葉が繁るはずがない。調べようと思ったが、きっかけがない。
昨日、正子さんのコメントで、庭の「たいさんぼく」がまだ咲(わら)わない、とおっしゃっていた。ぼくは膝をたたいた。富弘さんの詩にあった「たいさんぼく」はこれかもしれない。
調べてみると、やはりモクレン科モクレン属、常緑高木で花は芳香あり、と出た。花期は6月~7月はじめ頃、梅雨空に似合う花だそうだ。
「泰山」は、大きくて高い山。だから「泰山木」。「大山木」とも書くそうだ。
『たいさんぼく』
ひとは 空に向かって寝る
寂しくて 空に向かい
疲れきって 空に向かい
勝利して 空に向かう
病気の時も
一日を終えて床につく時も
あなたがひとを無限の空に向けるのは
永遠を見つめよといっているのでしょうか
ひとは 空に向かって寝る
-星野富弘さん-
ひとは 空に向かって寝る
寂しくて 空に向かい
疲れきって 空に向かい
勝利して 空に向かう
病気の時も
一日を終えて床につく時も
あなたがひとを無限の空に向けるのは
永遠を見つめよといっているのでしょうか
ひとは 空に向かって寝る
-星野富弘さん-
今宵も空に向かって寝よう、永遠を見つめながら。
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Good-night
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