勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

サギ

2007-06-07 04:05:04 | Weblog
 一般的に「シラサギ」と呼ばれ、日舞では「鷺娘」、お城では「白鷺城」などと、美しさの代名詞にもなっている鷺。浅草には「白鷺の舞」の行事もある。
 鷺の中でも最も大きいダイサギの長い足と首、そしてくちばしで、ゆっくりと水の中を歩きながら餌を探す姿は優雅である。
 『鷺は洗わねどもその色白し』 ともいわれ、人の運命も生まれたときから定まっている、ということわざもある。
 また、『鷺を烏(からす)と言いくるめる』 ともいい、道理を押し曲げてでも自説を主張することにもたとえられる。
 国会では社会保険庁の年金問題が大きく取り上げられている。国民の年金をずさんな管理と、身勝手な運営で国民を欺いてきた。これを『詐欺』と呼ばずに何と呼べばいいのだろう。
5千万件が宙に浮いているという。日本の人口は、2005年3月末の時点で1億2686万9397人であったそうだ。数字の上では、人口の半数近くの年金が不明なわけだ。
 詐欺は犯罪である。Wikipediaによると、『詐欺罪とは、人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得ること、または他人にこれを得させることにより成立する犯罪のこと。日本では刑法に規定されている。未遂も罰せられる』 とある。彼ら責任者の行為が犯罪でなくていいのだろうか?
真っ白な美しい姿の鷺も、真っ黒な社保庁の引き合いにだされ、怒っているかな。