勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

あなたならどうする?

2008-09-22 21:23:29 | Weblog
 隅田川に架かる言問橋(ことといばし)から、上野の山を横断する道路を言問通りという。車も人も行き来が激しい。

 その通りの歩道で信号待ちをしていた。すると30代と思しき太目の女性が、やおらズボンを下ろして、大きな白いお尻を丸出しにした。背にはリュックを背負っている。何かのパフォーマンスでも始まるのかと、唖然としながらも注目をした。すると、ズボンを足元まで下ろしてしゃがみこんだ。辺りは明るい午後4時前のことである。表情ひとつ変えずにその女性、勢い良く放尿をはじめた。

 びっくり仰天、辺りを見回すと信号待ちをしていたのは6~7人。その光景に気が付かず、後向きで自転車を停めている男性。見ない振りをして、前を向いている人。驚きを隠せずに呆然とする人。そして周りの人々の反応を観察しながら、女性の行動もしっかり見届けた、僕のような好奇心の固まりの可愛げのない奴。その女性の正面を向いて、自転車の前に女の子を乗せて停まっていた若いお母さん、どぎまぎしながら、女の子の眼を両手で覆った。人は様々である。

 信号が変わる頃には、立ち上がって、何事もなかったようにズボンをあげて歩き出したその女性に、少しぐらいのことでは驚かない僕も、ちょっと驚いた。

 信号を渡るとき、子供の眼を覆った自転車の女性と並んだ。「びっくりだねぇ」というと、お母さんと一緒に、女の子も「びっくりしたぁ」と言って、苦笑いした。
 
 その女性にも何かの事情があるのだろうが、そんな光景を見た時、あなたならどうしますか?