勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

秋の夕暮れ

2008-09-24 23:58:03 | Weblog

寂しさはその色としもなかりけり 槇(まき)立つ山の秋の夕暮れ
-寂蓮-

心なき身にも哀れは知られけり 鴫(しぎ)立つ沢の秋の夕暮れ
-西行-

見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋(とまや)の秋の夕暮れ
-藤原定家-


ご存知、新古今和歌集に収められた「三夕(さんせき)の歌」である。

 秋分の日は、まだ夏を思わせる暑さだった。一夜が明けた24日、晴れ渡った青空には秋の風が吹き、爽やかな一日になった。秋は夕暮れがいいと、清少納言も言っている。「日入りはてて、風の音(おと)むしのねなど、はたいふべきにあらず」と。

 つるべ落としの秋の陽に、お寺の鐘が鳴った。Summer-time is gone(ゴ~~~ン♪)。誰ですか?急にサブ~くなっと言ったのは。