勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

なんとなく

2009-01-10 00:27:24 | Weblog
 口癖のように「なんとなく」を連発する政治家がいる。衆議院予算委員会の質疑で、菅直人さんから「さもしい」の言葉の真意を問われたその人は、「なんとなく・・・」と答えた。
☆なんとなく暮れなずむ黄昏時☆

 「なんとなく」を辞書でひくと、とりたてて何ということもなく、とある。言葉というのは、その人の考えを表わす重要な意思表示の手段である。ましてや、政治家の言葉は重い。過去に何度も失言を繰り返し、その言葉の軽さに、人間の軽さも見えていた人だ。

 口癖とはいえ、「なんとなく」をくり返すその人の政治姿勢がなんとなくだから、その言葉が口癖になるのだろう。なんとなく掲げた政策を、それを享受することに「さもしい」などと言い放ち、「私は受け取りません」と、なんとなく言っておきながら、情勢が不利になると「まだ決まったことではないから、お答えしようがない」とは。。。

 国会の質疑応答を見ていても、この人の言葉にはまったく説得力がない。節操もなく、日和見的にころころと変わる政治姿勢。こんな人に国政を任せていいのか?政治を、なんとなくやって欲しくはない。