勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

青春時代

2009-01-12 18:25:20 | Weblog
 昔々、僕にも夢と希望に満ちた青春時代があった。早く大人になりたくて、二十歳の誕生日が待ち遠しかった。


青春時代が 夢なんて
後からほのぼの 思うもの
青春時代の 真ん中は
道に迷っているばかり

 迷いに迷ってあれから数十年。もう一度あの時代に戻りたいと思うのは誰もが持つ願いだろう。もし二十歳に戻れるならば、今までの経験や知識をそのままで戻りたい。しかし、もう一度数十年の歳月を生きるには、ちょっとしんどい。どうせ適わぬ夢だけど、戻れるならば40代くらいでいいか。

寸陰を惜しむ人なし
これよく知れるか、愚かなるか
されば道人(どうにん)は 
遠く日月(にちげつ)を惜しむべからず
ただ今の一念 空しく過ぐることを惜しむべし
 
 吉田兼好は、徒然草の中で言う。『短い時間を積み重ねて、大切に使う人はいないものだ。その道を極めようとする者は、一日とか一ヶ月という長い時間を惜しむのではなく、今生きているこの一瞬を惜しむべきだ』と。

 愚か者の僕は、寸陰を惜しむこともできず、道も極められず、その多くを無駄に過ごした60有余年。残り少ない人生を、どう生きるか未だに迷っている。晴れ着を着た若い人達が眩しい成人の日だった。