勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

子孫

2009-01-16 09:58:13 | Weblog
 この時期になると、花の少ない我が家のベランダを彩ってくれる花がある。大きな鉢のため、植え替えもできず、特別な世話もしないのに、毎年必ず真っ赤な大輪の花を付ける椿は、我が家に来てから20年ほど経つだろうか?
 この花の枝を一枝欲しいという人に差し上げたのは3年前。挿し木をして元気に育っているという話は聞いていた。
 そして数日前に携帯に送ってきた画像は、まだ小さな木に重たげに5輪もの花を付けた、我が家の椿の子孫である。昨年差し上げた数個の椿の実も芽を出しているという。

 己のDNAは、残すべきか、残さざるべきか?ハムレットのように悩んだわけではないが、幸か不幸か残せなかった僕。しかし、この椿のDNAは着実に育っている。

 花好きの姉の言うには、植物は好きな人に分けてあげると、いつかまた帰ってくることもあるのよ。と聞いたことがある。病気で長期入院のときも生き延びた椿。いつまで咲き続けてくれるだろう。