真冬に咲く桜、お会式桜(えしきざくら)が満開になった。仕事の行き帰りの道すがらに咲くこの花は、11月頃から咲き始め、4月頃までの半年近くも咲き続ける命の長い桜である。
下谷七福神のひとつ、法昌寺に咲くこの桜の名前の由来は、日蓮聖人が亡くなった時、庭先の桜が季節はずれの花を咲かせたところからきたらしい。毎年のように取り上げているこの桜だが、今年は一段と華やかに咲いているようだ。
人通りも少なく、ここに咲くことは知る人ぞ知るこの桜だが、七福神巡りの団体さんも珍しそうにこの花を見上げ、驚きの声を上げていた。毎日この花の下を通り、咲き始めから散るまでを見届け、独り占めの喜びを噛みしめる僕にとって、あまり知られたくない花である。
下谷七福神のひとつ、法昌寺に咲くこの桜の名前の由来は、日蓮聖人が亡くなった時、庭先の桜が季節はずれの花を咲かせたところからきたらしい。毎年のように取り上げているこの桜だが、今年は一段と華やかに咲いているようだ。
人通りも少なく、ここに咲くことは知る人ぞ知るこの桜だが、七福神巡りの団体さんも珍しそうにこの花を見上げ、驚きの声を上げていた。毎日この花の下を通り、咲き始めから散るまでを見届け、独り占めの喜びを噛みしめる僕にとって、あまり知られたくない花である。