慌てふためく様を四字熟語で周章狼狽(しゅうしょうろうばい)というらしい。
片道2時間以上かけて踊りに来て下さるお客様がいる。といっても踊るよりおしゃべりが優先するのであるが。。。
いつものように話が弾み、予定時間をオーバーして帰途についた。店の外まで送り、姿が見えなくなるまで見送ってから戻るのが常。おもむろに、帰り支度をしているところにクロークからの内線電話。
「お客様が携帯電話と薬のケースを忘れました」
今から追いかけても間に合いそうもない。ケータイも薬も次の機会まで無いと困るだろう。周章狼狽する僕は、焦りの気持ちが先に立つ。まだ電車には乗っていないかもしれない。早く知らせなければ。急いで彼女のケータイに電話した。すぐに応答したが本人とは違う声。
「・・・???」
この時点でも自分の愚かさに気付いていない。聞きなれたクロークの女性の声である。自分のやっている愚行に気付くまで数秒かかった。断っておくが、クロークの女性が応答したのは、お客様自身からの電話かもしれないと思ってのことらしい。
この程度のことでさえ、慌てると思考力が鈍ってしまう自分に、呆れるやら可笑しいやら。。。
途中で気付いたお客様から電話があったのはそれから数十分後、辛うじて覚えていたという我が家への公衆電話からの連絡は、途中下車してのことらしい。明日取りに来るというが、ケータイが無いと何もかもが不都合を来たす世の中のようである。僕もその一人であるが。
片道2時間以上かけて踊りに来て下さるお客様がいる。といっても踊るよりおしゃべりが優先するのであるが。。。
いつものように話が弾み、予定時間をオーバーして帰途についた。店の外まで送り、姿が見えなくなるまで見送ってから戻るのが常。おもむろに、帰り支度をしているところにクロークからの内線電話。
「お客様が携帯電話と薬のケースを忘れました」
今から追いかけても間に合いそうもない。ケータイも薬も次の機会まで無いと困るだろう。周章狼狽する僕は、焦りの気持ちが先に立つ。まだ電車には乗っていないかもしれない。早く知らせなければ。急いで彼女のケータイに電話した。すぐに応答したが本人とは違う声。
「・・・???」
この時点でも自分の愚かさに気付いていない。聞きなれたクロークの女性の声である。自分のやっている愚行に気付くまで数秒かかった。断っておくが、クロークの女性が応答したのは、お客様自身からの電話かもしれないと思ってのことらしい。
この程度のことでさえ、慌てると思考力が鈍ってしまう自分に、呆れるやら可笑しいやら。。。
途中で気付いたお客様から電話があったのはそれから数十分後、辛うじて覚えていたという我が家への公衆電話からの連絡は、途中下車してのことらしい。明日取りに来るというが、ケータイが無いと何もかもが不都合を来たす世の中のようである。僕もその一人であるが。