勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

有無

2010-01-15 15:03:13 | Weblog
 落語の寿限無は、おめでたい名前を全て付けてしまったため、さまざまな不都合に見舞われる話である。世の中なんでも多ければいいというものでもない。

無ければ無いで
無いなやみ
有れば有ったで
有るなやみ
なやみは
つきないな
生きているん
だもの

-みつをさん-

 我がマンションの大規模修繕工事も、大詰めを迎えている。ベランダの壁の塗装と防水工事も終わり、多くの植木が並んでいたベランダは、見違えるようにきれいになり、裸足のままで歩きたいくらいである。 

 増え続ける植木は季節ごとに眼を楽しませてくれていたのだが、こうして何もないベランダもすっきりしていいものだと改めて感じる。ここに再び並ぶであろう植木は、部屋の中や別の場所に移動中である。この際、少し整理をしようと思うのだが、今まで楽しませてくれたのに、有無を言わせずに捨てるには忍びなく、きれいになったベランダを汚さないように、どのように配置するか、思案中である。

 残り少ない人生、多くは要らない。無欲になって、無我の境地で、無理をせず、無心に生きられたら、何もないベランダのようにすっきりとするのになぁ♪