去る2日の一の酉に続いて、14日は二の酉である。
昼からの断続的な雨にもかかわらず、夜になっても浅草の鷲神社は参拝客が列をなすほどの大賑わい。
鷲神社の鳥居をくぐると直ぐ左側のお店には、毎年のように石原都知事親子の名前が並ぶ。その年の最後の酉の市には、都知事自らこの熊手を担いで帰るのを何度か見たことがある。今年は三の酉まであるので、26日の三の酉にはその姿を見ることが出来るかもしれない。だからどうということでもないが。。。
熊手を買うときは値切るのが当たり前、そして支払いをするときには、値切った分を「ご祝儀」としてその店におくのが粋とされている。
商談が成立すると、威勢のいい掛け声で手締めをし、来る年の商売繁盛開運招福を願う。そこには小さな江戸の粋が詰まった瞬間がある。
酉に市に欠かせないもののひとつに屋台がある。これは、我がマンションから300mほどのところの屋台であるが、おでんや焼きいかなど上手そうな匂いが漂ってくるので、この時期はじっとしていられないのが常である。