勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

夜目遠目傘の内

2014-06-16 22:44:28 | Weblog
 女性がより美しく見えるのは、夜目遠目笠の内などという。夜目や遠目に美しいと思っても、近づいてよく見るとがっかりすることはよくあること。うしろ姿に騙されたこともある。と言ってもそれは僕の勝手だが。。。


 我が家の近所に咲く紫陽花がある。遠目には萎れかかった花のように見えた。元々視力があまり良くない僕、萎れた花は見たくなかったので、振り向きもせず通り過ぎていた。 


 萎れた花にしては花持ちがいい。近づいてよく見た。この花萎れているわけではなさそうだ。今まで見た紫陽花とは花の形がちょっと違う。 


 もっと近づいてみた。花びらが器のような形をしている。これが萎れて見えた原因か。遠目には萎れて見えた紫陽花が近づくとこんなにきれいな花だったとは。。。


 この紫陽花、株は一株のようだが、花の色もいろいろ。どの花も微妙に色が違う。遠目には醜くても、近づくと美しいこの花、女性の場合とは違うようだ。いや、女性だけの話ではないが。。。


 馬には乗ってみよ 人には添うてみよ ともいうが、よく見もしないで勝手に美醜を決めてはいけないことに気付く。


 人も花もじっくりと観察してから、その良し悪しを判断したいものだが、よく見過ぎた僕は優柔不断でもあり、未だに添うてみよう人も現れず、過ぎたるは及ばざる如しである。いや待てよ、それは見過ぎたからではなく、よく見られたから誰も相手にしてくれなかったのかもしれない。これは自業自得か、、、あ~ぁ!