勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

一息

2011-11-10 16:42:36 | Weblog
 昨日、ホール新世紀では日本のトッププロの競技選手によるデモンストレーションが行われた。ラテン部門の渡辺 崇・村井知佳代組、スタンダード部門の井崎健太・塩川彩子組による妙技をご覧いただいて、忙しい合間に一息入れていただけたら幸いです。




















 見て楽しく、踊って健康になる社交ダンス。ホール新世紀では様々な企画でお客様へのサービスを提供しています。一昔前までは、ダンスホールは夜の社交場でした。今、新世紀は午前10時から営業しています。高齢者の健康維持にも役立つ社交ダンス、あなたもはじめてみませんか?

ちょっとだけ我田引水、新世紀のアピールを試みてみました。

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主役

2011-11-08 01:10:01 | Weblog
 まだ明けやらぬ早朝のこと、首筋の異常な汗の不快感で目が覚めた。この時期になると必ず風邪を引く僕、また発熱かとパジャマを取り替えるため起き上がった。ムム・・・気分は悪くない。頭が痛いわけでもない。額に手を当てるが熱がありそうもない。一体これは何事か。。。

 11月も1週間が過ぎ季節は秋、というより晩秋といってもいい時期である。ところが気温は下がらず、暑いほどの気候である。冬支度の寝具とパジャマでは暑すぎたようだ。

 夏の間お世話になった伊藤園のお~ぃお茶は、このところ冷蔵庫の片隅で小さくなっていた。ところが季節外れの今日の暑さに再び主役になった。冷たいお茶を飲みながら、いつものようにペットボトルの新俳句が心を和ませてくれる。


◇弟がいきなり黙る通知表◇

急に無口になったいつもは饒舌な作者の弟に、我が身を重ねる。おしゃべりな僕が黙るときは、この世からさよならする時か・・・

◇水たまりあの日の私映ってる◇

まだ18歳の子にはあの日は遠くはないだろう。僕にとってのあの日はあまりに遠すぎて思い出せない。

◇角砂糖三つ減らして大人味◇

知ってしまった大人の味。苦いコーヒーはちょっと大人になった気分だが、他にもあるぞ大人味。

◇星空の影の主役は夜の闇◇

どんなに美しいものも、脇役があってこそ引き立つものなのだ。主役はおろか脇役にもなりきれない僕。

◇オトシブミ書かずに綴る子への愛◇

昆虫のオトシブミは、布を綴るように葉を折り曲げながら丸めて、中に卵を産み付けるという。
どの世界も子に対する親の愛は深く純粋であるはずだが。。。

◇イヤホンが親友だった留年生

イヤホンでの音楽をはじめとする、ケータイやスマートフォンが親友の最近の若者。
会話というコミュニケーションは過去のものかも・・・

◇ポケットが合鍵分だけ軽くなり◇

失ってはじめて知るその重さ、鍵の重さは別れた恋人の重さでもある。せつないね。

グリーフケア

2011-11-06 01:13:33 | Weblog
 人は死別などによって愛する人を失うことにより、「悲嘆(GRIEF)」を感じ、長期に渡る特別な精神の状態の変化を体験する。その悲しみを乗り越えるプロセスを「グリーフワーク」といい、この「グリーフワーク」を支えて見守ることを「グリーフケア」というそうだ。

 10年以上前、縁あってお世話になった「在宅緩和ケア」の医療法人パリアン「クリニック川越」から、「在宅緩和ケア講座」の講演会の案内をいただいた。講師の垣添忠生氏は、国立がんセンター総長を退職後、日本対ガン協会総長を務める医学博士である。また天皇陛下の前立腺ガン手術の主治医の一人でもあるという。


 その、ガン専門医の最高峰にいた氏が、最愛の奥様をガンで亡くされたのである。ガンは年間34万人が命を落とす“国民病”といわれ、8割の人が家で死ぬことを望むという。氏も奥様の最期を自宅で看取り、ガンの専門医でありながら、奥様を救えなかった悲しみから立ち直るプロセスは壮絶であったと、自著でも語る。


 「ガンの大半は早期発見で完治可能です。男性は50歳、女性は40歳を過ぎたら、正確な検診を受けてください。健康なうちに受け続けることです」と垣添先生はいう。「NPO法人 すみだ在宅ホスピス緩和ケア連絡会あこも」では、ガンになっても望めば誰でも最期まで家で過ごすことが出来る「すみだのまち」を創り、地域で緩和ケアが受けられるネットワークをつくることを目指しているそうだ。

矛盾

2011-11-05 01:01:20 | Weblog
 東日本大震災で発生したがれきが、岩手県宮古市から都内に運び込まれた。これに対し放射能汚染を危惧し、反対や苦情のメールや電話が多数、都に寄せられているという。それを受け、石原都知事は『黙れ』と一喝した。環境省によると、受け入れるがれきは、放射能物質はごく微量で安全性が確認されているという。
 

 被災地の松が、京都五山の送り火への使用が中止されたというのニュースも記憶に新しい。目に見えない放射能の恐ろしさを否定するつもりはない。しかし、福島原発の恩恵をこうむっているのは東京都民や、近郊の住民ではないのか。恐ろしい原発の施設を東北に押し付けて、事故が起きればわれ関せずとはあまりに自分勝手、そんな身勝手はいつかしっぺ返しが来るに違いない。震災や原発事故により故郷を追われた被災地の人たちの苦しみは、明日は我が身かも知れないのだ。

 政府や東電関係者の発表する数値に不信感があるのは確かだが、がれきの受け入れを拒否する権利など都民にはないはずだ。それでも被爆が心配なら、被災地の人たちが故郷を追われたように、住む場所を変えればいい。原発の安全神話が崩れた日本が、ベトナムへの原発輸出政策を進めているという。この政策と、危険な施設を他県に委ねたにもかかわらず、そのがれきの受け入れに反対する都民、この二つの矛盾をどのように理解すればいいのだろうか。

一の酉

2011-11-03 18:59:38 | Weblog
 浅草の鷲(おおとり)神社と長国寺で、縁起物の熊手で知られる酉の市が昨日(2日)開かれた。酉の市が開かれる頃には寒くなるというのが定説だったが、近年酉の市に寒くなることは少ない。特に今年は、先日木枯らし一番は吹いたものの、ここ数日は夏を思わせるような気温である。


 酉の市は11月の酉の日に開かれるのだが、今年は2日、14日、26日と三の酉まであり、三の酉まである年は火事が多いとも言われている。


 今年は浅草のお祭りや催し物などの行事は、大震災の影響もありほとんどが中止となっていたが、ここに来て復活するようになった。今日3日は時代祭りも開かれたが、残念ながら僕は行くことができなかった。浅草といえば祭り、祭りに欠かせないのが露天商などに代表される「テキ屋」などの暴力団との関わりである。しかし、これからはそんな様相が一変するかもしれないのだ。


 今年から施行された都の暴力団排除条例により、「テキ屋」系暴力団の公道への出店を認めないという。露天商の全てが暴力団関係とは限らないが、昨年より55件の減少だという。


 祭りを盛り上げる露天商は、祭りなどの催しには欠かせない存在だが、地域住民が出すのは困難だと、町会連合会長が言っているとか。テキ屋と祭りは歴史もあり、地域とも一体になっているので、その対応も手探り状態だという。これからは祭りの形態も変わってくのかもしれない。それを淋しいと思うのは時代錯誤と思うべきか。。。

がんばってます会津

2011-11-01 22:55:40 | Weblog
 福島県会津地方は、福島原発から約100キロ離れた場所にある。江戸時代には会津藩の城下町として盛え、若松城(鶴ヶ城)や白虎隊などが有名である。また、赤べこなどの伝統工芸もあり、観光地としても名高い。


 行きつけのスーパーの途中にある、会津の産地直送のお店は以前から知っていたが、利用したことがなかった。あの大震災以後しばらく閉じていたが、いつの頃からか再開していた。震災前はあまり気にも留めていなかったが、この「がんばってます会津」の文字を見たからには素通りするわけにはいかない。


 このお店、以前は会津の人に貸していたそうだが、その方の事情により今では店舗の持ち主が、産地から直送されてくる新鮮野菜や、東京ではここでしか手に入らない加工品などの販売を引き受けているそうだ。


 福島県産の野菜や米などの放射能汚染は、安全宣言が出されたにもかかわらず、風評被害などによる売れ残りが続出しているらしい。子供を持つ親ならばなるべく危険は避けたいのが本音だろう。しかし人生も終盤に近づいた僕にとっては、20年後の心配などする必要もなく、非力ではあるが少しでも貢献できればと思う。 


 スーパーで買い物をした後であり、午後ということもあって商品は少なかったが、とりあえず3品を買ってみた。これで400円、安いか高いかはともかく、必要なものはこのお店で買うことにしよう。この店主の心意気にもほだされたので。。。