日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

総裁選から一夜明けて…。

2007年09月24日 | Weblog
 

昨日の自民党総裁選挙は、福田康夫氏が麻生太郎幹事長を330-197(票数)で勝利、次期総裁に選ばれました。一夜明けた今日、自民党の新役員人事が発表されました。幹事長には伊吹文明氏、政調会長には谷垣禎一氏、総務会長は二階俊博氏、そして新たに設置した選挙対策委員長には古賀誠が選任されました。これらの「党4役」は全て派閥の会長を務めております。
伊吹幹事長は文部科学大臣を歴任、谷垣氏は元財務大臣で、昨年の「ポスト小泉」の総裁選挙は記憶にも新しいかもしれません。二階氏は昨年9月に国会対策委員長、今年8月に総務会長に就任。そして今回は留任という形となりました。古賀氏は橋本内閣の時に運輸大臣(当時)、2000年には自民党の幹事長を歴任しました。ちなみに古賀氏は、新日本プロレスのIWGP実行委員会会長兼コミッショナーを担当しています。(絶対知らないと思う)
幹事長に伊吹氏が選ばれたことはとても驚きました。伊吹氏が福田自民党のカギを握りそうな予感です。こう見てると、福田さんのせいなのか平均年齢がかなり高いですね。まさに高齢化です。50代の議員を誰か1人入れて欲しかったなあ。果たして、新生自民党はこの後の国会で民主党にどう対抗できるのか?一方で衆議院の解散の行方はどうなるのか?

自民の「党4役」が発表されたその裏で、突然の辞意表明のあと、体調不良で入院していた安倍晋三首相が、慶応大学病院で記者会見が行われました。安倍氏は「辞意表明が国会冒頭の非常に重要な時期、最悪のタイミングになってしまった。関係者に、何より国民に多大なご迷惑をお掛けしたことを、改めて深くおわび申し上げる」と謝罪しました。所信表明演説の2日後に辞めるんだったら,参議院選挙の敗北の責任を取って辞めて欲しかった。
辞める理由が、①安倍首相自らやる気をなくした、②体調不良説、③麻生氏と与謝野氏のクーデター説、④相続税3億円脱税疑惑の何れかでした。当初は「体調不良じゃないだろう」と思っていましたが、安倍首相が機能性胃腸障害で入院。「体調不良説」という形となりました。
会見時の安倍首相は、顔が首相辞任会見時よりやつれていて、話すスピードが遅く滑舌が悪くなった印象を受けました。これは機能性胃腸障害というより、大腸もしくは胃ガンじゃないかと思います。安倍首相は明日一時退院し、国会に戻る予定です。

明日の国会で、福田氏の首相指名は既に確定。閣僚人事では舛添要一厚生労働大臣、額賀福志郎財務大臣の留任が内定しています。問題の農林水産大臣は誰が任命されるのでしょうか?まぁ、その他の閣僚人事は安倍改造内閣時のメンバーがほとんど再任されると思いますが。



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