日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

最後はまさかの守備妨害!福岡ソフトバンクホークス、4連勝で3年ぶりの日本一!

2014年10月31日 | HAWKS

プロ野球の「SMBC日本シリーズ2014」は、30日に福岡ヤフオクドームで第5戦が行われました。第4戦では、延長10回に中村晃選手のサヨナラ3ランホームランで、福岡ソフトバンクホークスが5-2で勝利。3連勝で日本一に王手をかけました。もしこの試合でホークスが勝てば、3年ぶりの日本一が決定。崖っぷちに追い込まれた阪神タイガースは、勝って胴上げ阻止、甲子園に戻れるか?



両チームのスタメン
  ソフトバンク      阪神
1(中)柳田悠岐   (左)マートン
2(二)明石健志   (二)上本博紀
3(左)内川聖一   (遊)鳥谷  敬
4(指)李  大浩   (一)ゴメス
5(三)松田宣浩   (右)福留孝介
6(右)中村  晃   (指)西岡  剛
7(一)吉村裕基   (三)関本賢太郎
8(遊)今宮健太   (捕)藤井彰人
9(捕)細川  亨   (中)大和
 (投)攝津  正   (投)メッセンジャー

第5戦の先発ピッチャーは、ソフトバンクは今季10勝ながらシーズン終盤からの不調が続く攝津正投手。阪神は第1戦で勝利投手となったメッセンジャーが今シリーズ2度目の登板。スタメンでは、ホークスは右手首を痛めたイデホがDH、吉村が1塁に回りました。阪神はマートンを1番、西岡を6番に起用しました。


ホークス先発の攝津は、初回に1死から上本にセンター前ヒットを許し、2死2塁とされるも、阪神4番・ゴメスをシンカーで空振り三振に仕留めて先制阻止。2回は西岡に左中間への2塁打を打たれたが、後続を抑えて0点で切り抜けます。3回もランナーを出したものの、細川捕手が盗塁を2度も阻止。攝津は3回まで0点に抑えます。
日本一を決めるためにも先制点が欲しいホークスですが、阪神先発・メッセンジャーの前に2回までランナーが出ず。3回、先頭の吉村がショートへの内野安打。渾身の1塁ヘッドスライディングでセーフ。今宮が犠打で送り、2死後に柳田が2塁への内野安打。この後、メッセンジャーのワイルドピッチで柳田が2塁に進み、2死2,3塁のチャンスで、明石がフォークを捉える。センターへいい当たりを放つも、阪神中堅手・大和のダイビングキャッチに阻まれてしまった…。ランナー2人残塁で、ホークス先制点を逃した。
4回、攝津がゴメスと福留から空振り三振を奪い、この日初めて3者凡退に抑える。その裏に1死からイデホと松田の連続ヒットで1,2塁とするも、中村と吉村が凡退して無得点…。
6回、ホークスは内川が2塁への内野安打、続くイデホがレフト前ヒットで1,2塁。松田の内野ゴロで2死2,3塁となり、一打先制のチャンスで中村がメッセンジャーのストレートを狙い撃ち。打球はセンターへ飛び、頭上を超えれば2点タイムリーだったが、センター・大和がランニングキャッチ。またしても大和のファインプレーに阻まれ、ホークス得点ならず…。
0-0のまま迎えた8回、柳田がライト前ヒットで出塁し、明石が送りバントで繋ぎ、内川のヒットで1死1,3塁。今度こそ一打先制のチャンスで、イデホが空振り三振。2死となり、松田がフルカウントからの8球目のストレートを打ち返す!打球は二遊間を抜けてセンター前タイムリーヒット!3塁走者・柳田が生還!ようやく1点をもぎ取ったホークスが試合の均衡を破ります!
ホークス1点リードで迎えた9回、守護神・サファテが満を持して登場。ところが、先頭の上本に四球を与えると、鳥谷三振で1死後、ゴメスと福留にも四球を与えてしまい、1死満塁と同点or満塁のピンチを招く。迎えるバッターは、6番・西岡。サファテは西岡にも3ボールを与えたが、5球目の直球を打たせて1塁ゴロ。一塁手・明石が本塁に投げて2アウト、捕手・細川が1塁に転送するも、西岡の肩に当たる。ボールが転がる間にランナーが生還し、1-1の同点かと思いきや、球審がアウトを宣告。なんと、西岡が守備妨害を取られて3アウト。阪神・和田監督が抗議するも覆らず試合終了。この瞬間、福岡ソフトバンクホークスの日本一が決まりました。


◇SMBC日本シリーズ ソフトバンク-阪神 第5戦 2014年10月30日 (木)
(ソフトバンク4勝1敗、ヤフオクドーム、試合時間 3時間31分 / 観客数 36,068人)
T 000 000 000  0
H 000 000 010  1
勝利投手 [ソ] 五十嵐(1勝)
敗戦投手 [神] メッセンジャー(1勝1敗)
セーブ  [ソ] サファテ(1勝2S)
【バッテリー】
[ソ] 摂津、森、五十嵐、サファテ-細川
[神] メッセンジャー、呉昇桓-藤井


日本プロ野球の年間王者を決める「SMBC日本シリーズ」の第5戦は、ホークス打線が3度チャンスを作りながらも、7回まで阪神先発・メッセンジャー投手の前に0点に抑えられましたが、8回に松田選手のタイムリーヒットで1点を先取。投げては先発の攝津投手、森唯斗→五十嵐亮太→サファテの投手リレーで無失点に抑えました。最後は西岡選手の1塁ゴロ&守備妨害のダブルプレーでゲームセットという予想外の幕切れで、ホークスが3年ぶり6度目の日本一を果たしました。
第1戦で星を落とした後、翌日の第2戦で勝利し、そこから一気に4連勝。レギュラーシーズンとクライマックスシリーズでは苦戦を強いられたけど、日本シリーズでは強いホークスを見せてくれました。ラストは後味悪かったけど、ホークスが本拠地・ヤフオクドームで日本一を決めたのは嬉しい!それに今季で退任する秋山監督に最後の花道を飾れたことももっと嬉しいです!秋山監督、6年間おつかれさまでした!

今年の日本シリーズの最優秀選手賞は、内川聖一選手が選ばれました。内川選手は5試合全てでヒットを放ち、第2戦と第3戦で初回に先制点を挙げる活躍が評価されました。この日も2安打のマルチヒットでした。優秀選手賞には、柳田悠岐選手、サファテ投手、武田翔太投手の3選手。敢闘選手賞には阪神・メッセンジャー投手が選ばれています。

この日の試合ですが、先発の攝津投手は、6回まで投げて被安打4・7奪三振・1四死球・無失点の内容。3回までは毎回ランナーを出しながらも0点に抑え、中盤以降も阪神打線を寄付けませんでした。大量失点されないか不安でしたが、久しぶりにエースらしいピッチングを見せました。今季は苦しいシーズンだったけど、最後の最後に復活を印象付けましたな。
中継ぎ陣では、7回に2番手で登板した森投手は、福留選手にヒットを打たれながらも無失点。このシリーズでは3試合に登板して2ホールドを記録。8回に3番手で登板した五十嵐投手はこの試合の勝利投手に。4試合で無失点はお見事です。五十嵐投手にも賞を与えてほしかったなあ。最後に登板したサファテ投手は、優勝のプレッシャーからか四球を連発、細川選手の悪送球で一度頭を抱えたけど、守備妨害でアウトとなった時は、猛ダッシュで秋山監督に抱きつきました。4試合で1勝2セーブのサファテは、広島と西武で優勝経験がなかったけど、ホークスでやっと優勝しかも日本一を味わえたねえ。
打線の方はチーム全体で9安打。8回に優勝を決めるタイムリーを放った松田選手は、メッセンジャーの134球目をセンター前に打ち返しました。シリーズ序盤は不振に苦しんだけど、2試合連続タイムリーで日本一に貢献。10.2決戦も松田選手が決め、この日も自らのバットで決めてくれました。Thank you Very マッチ!
優秀選手賞の柳田選手は、5試合で8安打、打率.400はいずれもチームトップ。8回には先頭打者で出塁し、松田選手のヒットで4試合続けて先制のホームを踏みました。イデホ選手も手首の痛みに負けず2安打のマルチヒットを記録。


ところで、西岡選手の守備妨害の件ですが、球真の白井一行さんの話によると、「両足ともファウルラインの内側(フィールド内)を走っていた。明らかに守備を邪魔しようとしていた」とのこと。Youtubeで見たところ、西岡選手は明らかにラインの内側を走っておりました。「誤審じゃないのか」と訴えている方もいると思いますが、審判の判断は正しかったと思います。


3年ぶりの日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークス。6年間に渡る秋山幸二政権が幕を閉じ、来年から新監督が就任します。一部報道で工藤公康氏が次期監督になることが内定、さらには松坂大輔投手の獲得を目指しています。松坂投手はメジャーで2年連続2ケタ勝利の後、3年目以降低迷が続いていました。新天地、それも福岡で復活できればいいけど…。来シーズンもホークスが日本一だー!





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