日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

スワーヴリチャードがダービー2着の実力を見せる!テイエムジンソクもGⅠへ弾みつけた!

2017年11月05日 | 競馬

GⅠの中休みだった11月5日は、全国的に好天に恵まれました。この日は東京競馬場でアルゼンチン共和国杯、京都競馬場はダート重賞のみやこステークスが行われました。ここを勝ってGⅠに名乗りを挙げる馬は出てくるのか。



東京メイン・第55回アルゼンチン共和国杯(GⅡ・芝2500m 16頭立て)は、今年の日本ダービー2着④スワーヴリチャード、デビュー3連勝でラジオNIKKEI賞を勝った①セダブリランテス、重賞3勝のステイヤー⑪アルバート、⑥プレストウィック、⑭レコンダイト、③デニムアンドルビー、⑦ソールインパクト、⑧カレンミロティックなどが出走しました。
スタートは16頭綺麗に出揃い、スタンド前の先行争いでは、セダブリランテス、②マイネルサージュ、カレンミロティック、⑬ハッピーモーメント、⑩サラトガスピリットが前に行くが、結局はマイネルサージュが先手を取った。ソールインパクト6番手、スワーヴリチャードは7番手、レコンダイトとアルバートは中団馬群、デニムアンドルビーとプレストウィックは後方で1コーナーを回ります。
1,2コーナーで徐々に縦長となり、向正面に入ったところで、マイネルサージュ先頭、2番手カレンミロティック、少し離れた3番手にハッピーモーメント、内側4番手にセダブリランテス。外側5番手サラトガスピリット、セダブリとサラトガの間にソールインパクト。その牛ろの7番手グループには、スワーヴリチャード・アルバート・レコンダイト・⑨シホウの4頭が並んでいる。11~13番手の位置には⑤トウシンモンステラ・⑮ヒットザターゲット・⑫トルークマクトの3頭が並走。14番手プレストウィック、15番手デニムアンドルビー、最後方に⑯カムフィーという展開。
3,4コーナー中間を過ぎ、サージュ先頭、2番手ミロティック、3番手モーメント、セダブリとソールが好位キープ。スワリチャは最内、アルバートは外に回る。デニルビが最後の直線に入ったところで一番外に持ち出した。
直線コースの攻防で、マイネルサージュがまだ先頭で粘るが、残り400mのところでスワーヴリチャードがサージュを抜いて先頭に立つ。外からソールインパクトが2番手に上がり、さらにはアルバートやセダブリランテスも追い上げる。しかし、ゴール残り200mでスワリチャが完全に抜け出し、独走態勢で先頭ゴール!2番手争いではソールが2着を確保、セダブリが3着に入りました。

ジャパンカップ&有馬記念を見据える馬達が集まったアルゼンチン共和国杯は、スワーヴリチャードが1番人気に応えて完勝。3歳馬がこのレースを勝利したのは、1997年のタイキエルドラド以来20年ぶりです。2着のソールインパクトは準オープン馬でしたが、53キロの軽い斤量が功を奏しました。3着のセダブリランテスは、デビューからの連勝は途切れましたが、休み明け&距離延長で好走しました。2番人気のアルバートは、トップハンデ58.5キロが堪えたのか4着でした。
勝ったスワーヴリチャードは、共同通信杯に次ぐ重賞2勝目。この日はミルコ・デムーロ騎手と初めてコンビを組み、道中は中団を追走。直線では馬場の内側から抜け出すと、持ったままで後続をを引き離して2馬身半差の圧勝。初めての古馬との対戦で、ダービー2着の実力を存分に発揮しました。東京コースでは4戦2勝・2着2回と連対率100%。秋初戦で最高の走りをしたので、ジャパンカップでも期待が持てるけど、出るのかどうかわからない…。でも、いずれはGⅠ馬になれるでしょう。




京都メイン・第8回みやこステークス(GⅢ・ダート1800m)は16頭立ての予定でしたが、③トップディーヴォが競走除外で15頭立てで争われました。巻き返しを図りたい⑮エピカリス、レパードステークスを勝った⑪ローズプリンスダム、同レース2着②サルサディオーネ、ジャパンダートダービー3着⑥タガノディグオの3歳勢4頭に加え、エルムステークス2着⑯テイエムジンソク、マイルチャンピオンシップ南部杯3着⑫キングズガード、GⅠ3着2回⑤アスカノロマン、京都ダート1800mで3勝の③タガノヴェリテ、①モルトベーネなどが参戦しました。
スタートでローズプリンスダムが少し出遅れ。ポンと飛び出したサルサディオーネと⑧モンドクラッセが先手を取り合い、テイエムジンソクが3番手に上がり、アスカノロマン4番手。エピカリス,タガノディグオ,タガノヴェリテの3頭は中団でレースを進める。
1,2コーナーから向正面で、サルサディオーネが先頭、2番手にモンドクラッセ、3番手アスカノロマン、4番手にテイエムジンソク。5番手グループには⑩ルールソヴァール・⑦リーゼントロック・タガノディグオの3頭が固まっている。8,9番手の位置にエピカリスと⑭タムロミラクル、10番手⑨シャイニービーム。⑬マイネルクロップと①モルトベーネが11,12番手で並び、タガノヴェリテ13番手。14番手ローズプリンスダム、キングズガードはしんがり追走。
3コーナーを回り、4番手にいたジンソクがサルサを抜いて先頭に浮上。さらにソヴァールが2番手に上がり、エピカリスが外から捲るようにポジションを押し上げる。
4コーナーから直線コースに差し掛かり、テイエムジンソクが突き放し、ルールソヴァールが2番手から前を追いかける。エピカリスとアスカノロマン、タムロミラクルも追い上げるが、前が止まらない。それどころかエピカリスが沈んでいく。ゴール残り100mを切り、キングズガードが脚を伸ばしてきたが、テイエムジンソクがそのまま1着でゴールイン。ソヴァールが2着、キングズガードは3着まで。

チャンピオンズカップの優先出走権をかけた一戦は、単勝2番人気のテイエムジンソクが優勝。道中は4番手を追走し、3コーナーを過ぎたところで早くも抜け出し、直線でも勢いが止まらず、2馬身半差の快勝。2着のルールソヴァールは9番人気の伏兵、大外から追い込んだキングズガードが3着に入りました。1番人気だったエピカリスは勢いなく8着と完敗。ベルモントステークス除外の後、レパードステークスで3着、再起をかけた今回のレースでも復活できず。慣れない右回りで力が発揮できなかったのか?3歳勢はローズプリンスダムの7着が最高で、タガノディグオ11着、サルサディオーネは15着。3歳勢にとっては厳しい結果となりました。
勝ったテイエムジンソクは重賞初制覇。古川吉洋騎手は今年の重賞2勝目です。今年5月から古川騎手とコンビを組み、東大寺ステークス、大沼ステークス、マリーンステークスと3連勝。エルムステークスでは2着でしたが、このレースで1着。5戦4勝・2着1回と好成績を残しています。チャンピオンズカップの優先出走権を得たけど、ジンソクは左回りの経験がありません。それに相手も格上ばかりだから、惨敗しそうな予感。大井の東京大賞典なら上位争いしそうだけどなぁ。








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2017日本シリーズ第6戦 ホークスが延長11回サヨナラ勝利!地元・福岡で日本一奪還じゃー!

2017年11月05日 | HAWKS

プロ野球の「SMBC日本シリーズ2017」は、第5戦まで終えて福岡ソフトバンクホークスの3勝2敗。ホークスが3連勝で王手をかけながらも、横浜DeNAベイスターズが第4戦と第5戦を連勝。横浜スタジアムでの3連戦を終え、舞台はは再び福岡ヤフオクドームへ。11月4日の第6戦、ホークスが本拠地で日本一達成か?DeNAが3連勝で逆王手をかけ、最終戦に持ち込むか?絶対に負けられない戦いは、終盤にドラマが生まれました。


両チームのスタメン
  ソフトバンク     横浜DeNA
1(中)柳田悠岐   (中)桑原将志
2(遊)今宮健太   (右)梶谷隆幸
3(指)デスパイネ  (一)ロペス
4(一)内川聖一   (左)筒香嘉智
5(右)中村晃    (三)宮﨑敏郎
6(三)松田宣浩   (二)柴田竜拓
7(二)川島慶三   (指)白崎浩之
8(右)長谷川勇也  (捕)嶺井博希
9(捕)甲斐拓也   (遊)倉本寿彦
 (投)東浜巨    (投)今永昇太



両チーム無得点の2回、ホークス先発・東浜が四球とヒットで1死1,3塁のピンチを背負う。先制点は与えたくない場面で、嶺井を空振り三振。さらにキャッチャー・甲斐が、2塁への盗塁を試みた1塁走者・白崎を刺殺。三振ゲッツーでピンチを切り抜けます。その裏のホークスは、2死走者なしで松田がDeNA先発・今永の4球目を強振!レフトへ上がった打球は、ホームランテラスに飛び込むソロ本塁打!松田の今シリーズ初本塁打で1点を先取します。
1点の援護を貰った東浜は、3回に相手打線を3者凡退に抑えると、4回は1死から筒香と宮崎に続けて四球を与えますが、柴田を投手ゴロ併殺打に打ち取り、得点を与えません。
ホークス1点リードの5回、ここまで無失点に抑えていた東浜が、先頭の白崎にカットボールを狙われ、レフトスタンドへのソロ本塁打を浴びて1-1の同点とされる。この後、倉本と桑原に連打を浴びたところで降板となりました。2死2,3塁となり、3番手の石川柊太がロペスにレフトへの2点タイムリーヒットを打たれ、1-3と勝ち越された。
2点ビハインドのホークスは、6回に甲斐と柳田が四球で出塁。今宮の犠打で2死2,3塁と反撃のチャンスを得る。ヒットなら同点、ホームランなら逆転でしたが、デスパイネはライトフライに倒れて3アウト。反撃のチャンスで得点を挙げることができません。
8回、6番手のマウンドに上がった岩嵜翔がヒットを2本打たれながらも、白崎を直球で見逃し三振に仕留めてピンチを脱する。その裏、先頭の長谷川が今永からレフトフェンス直撃の2塁打を放つと、1死3塁で柳田に打席が回る。柳田の一発に期待が集まったが、結果は投手ゴロ。それでもランナーが生還し、ホークスが2-3と1点差に迫る。
9回裏、1点リードのDeNAはクローザー・山崎康晃が登板。追いつきたいホークスは先頭のデスパイネが内野ゴロに倒れて1死。しかし、続く4番・内川が山崎の3球目のシュートを狙い撃ち!レフトへ高く舞い上がった打球は、スタンド最前列に飛び込んだ!内川の値千金の同点ホームランで、ホークスが土壇場で3-3の同点に追いついた!勢いに乗るホークスは、2死後に松田が四球で出塁し、サヨナラのランナーが生まれたが、川島が空振り三振に倒れてサヨナラならず。第6戦は延長戦に突入。
延長10回、前のイニングから登板していた7番手・サファテが、先頭の梶谷にヒットを許し、無死2塁のピンチを背負ったが、ロペスと筒香を三振に切って取る。宮崎敬遠で1,2塁の後、柴田を1塁ゴロに打ち取り無失点に抑えます。サファテは11回も続投し、相手に勝ち越し点を与えません。
サファテの力投に応えたいホークス打線は11回裏、内川と中村が四球で出塁。一打サヨナラのチャンスで松田に回ったが、結果は3塁ゴロ。2塁走者は3塁でアウトになったが、打った松田はセーフ。なおも2死1,2塁の場面で、川島がDeNA7番手・三上朋也の5球目のストレートを弾き返す。ライト前にヒットを放つと、2塁走者・中村が3塁を蹴って本塁へ。DeNA右翼手・梶谷のバックホームが逸れると、中村がヘッドスライディングでホームイン!川島のサヨナラタイムリーヒットで、ホークスが延長戦を制しました!!



日本シリーズ 2017年11月4日(土)
福岡ソフトバンクVS横浜DeNA 第6戦 ヤフオク
<ソフトバンク4勝2敗、観衆:36,118人>
DB|000 030 000 00 |3
SH|010 000 011 01x|4
[勝] サファテ(1勝2セーブ)
[負] エスコバー(1敗)
[本] 白崎(De/1号)、松田(ソ/1号)、内川(ソ/1号)


やりました!!福岡ソフトバンクホークスが、2年ぶり8度目の日本シリーズ制覇です!第6戦は松田選手のホームランで先制しながらも、5回に3点を取られて逆転。打線もつながらず、3連敗で逆王手をかけられるんじゃないかと思いました。しかし、9回裏にキャプテン・内川選手が快心の一発をで同点に持ち込み、11回に川島選手のサヨナラタイムリーヒットで優勝を決めました。サヨナラで日本一を決めたのは、29年ぶり3度目の出来事だそうです。
3連勝した時はこのまま日本一を決めちゃうだろうと思いましたが、5戦目で逆転負けを喰らったときは非常に気分が悪くなりましたよ。この日の試合が始まる前も「もしかしたら3連勝から4連敗してしまうんじゃないか」と不安でいっぱいだったし、試合を見ていられなかったです。でも、サヨナラの瞬間は嬉しかったし、正直ホッとしました。工藤公康監督の優勝インタビューで「とても苦しかった」と話していましたが、「ファンだって苦しかったし、つらかったよ」って思いました。苦しい試合でしたけど、ホークスが勝ててよかったし、日本一奪還できてよかったぁーー!

この日の先発投手だった東浜投手は、5回途中まで被安打5・5奪三振・3四球・3失点。背中を痛めて回避した千賀滉大投手の代役として登板し、4回までは相手打線を無失点に抑えていましたが、5回に白崎選手にホームランを浴びてから崩れてしまい降板。その後に登板した投手が打たれ、この回だけで3失点。パリーグで最多勝を獲得したけど、ポストシーズンでは悔しい結果に終わりました。
守護神のサファテ投手は、9回から3イニングを投げ、被安打2・3奪三振・1四球・無失点。10回のピンチを抑えた時は、ド派手なガッツポーズまで見せていました。この試合の勝ち投手にもなり、今シリーズは1勝2セーブの活躍で最優秀選手(MVP)を獲得。サファテ投手の力投が「サヨナラ日本一」を呼んだと思います。今季は54セーブのプロ野球新記録を打ち立て、日本シリーズもMVP。パリーグ年間MVPも一番近いんじゃないでしょうか。2018年シーズンも最強で最高のクローザーでいてください!

打線の方はDeNA先発・今永投手の前に11個の三振を喫しました。ホークス打線はCSと日シリで左腕の投手に苦しめられましたよ…。先制ホームランを打った松田選手は、第5戦まで目立った活躍がなかったけど、6戦目でようやく結果が出ました。9回裏にチームを救う同点弾を放った内川選手は、工藤監督に「最高の男です!」と大絶賛。この大舞台で「横浜を出る喜び」を爆発させましたなぁ。試合を決めるタイムリーを打った川島選手、前の打席では空振り三振に倒れましたが、11回の打席で右方向へのヒット。第3戦ではスクイズ失敗、この試合でも良い所がなかったけど、サヨナラヒットで全てがチャラになったねえ。

今季の福岡ソフトバンクホークスは、パリーグで圧倒的な強さで優勝、クライマックスシリーズでも楽天を相手にに2連敗から3連勝。この日本シリーズでは横浜DeNAベイスターズを4勝2敗で下して日本一。昨年は日本ハムに11.5ゲーム差をひっくり返される屈辱を味わい、今年はそのリベンジを果たして日本一を奪還しました。しかも劣勢をひっくり返してのサヨナラ勝ちでの優勝決定ですよ。こんな最高の結末を見たのは初めてです!工藤監督、ホークスの選手の皆さんに感謝したいです!ホンマにありがとう!

プロ野球の2017年シーズンは幕を閉じましたが、11月16日からは東京ドームで「アジアプロ野球チャンピオンシップ」が行われます。日本・韓国・台湾の3チームが出場するこの大会、日本代表は16日に韓国代表、18日に台湾代表と戦い、上位2チームに入れば19日の決勝に進みます。ホークスからは上林誠知選手と甲斐拓也選手の2人が選出されています。アジア制覇に貢献できるよう頑張ってもらいたいです!





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