日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

シュヴァルグラン7度目のGⅠ挑戦で遂に初制覇!キタサンブラックは落鉄で3着。

2017年11月26日 | 競馬

国際招待レース・第37回ジャパンカップ(GⅠ・芝2400m 17頭立て)が26日、東京競馬場で行われました。JC2連覇&最多タイのGⅠ7勝目を狙う④キタサンブラック、今年のダービー馬②レイデオロ、オークス馬⑧ソウルスターリング、秋の天皇賞の雪辱に燃える⑫サトノクラウン、⑪マカヒキ&⑮ワンアンドオンリーの歴代ダービー馬、昨年2着⑤サウンズオブアース、おなじく3着だった①シュヴァルグランに加え、海外勢から2年連続参戦の⑥イキートス(ドイツ)、ドイツGⅠ3勝の③ギニョール、ライアン・ムーア騎乗の⑭アイダホ(アイルランド)、コーフィールドカップを勝った⑩ブームタイム(オーストラリア)の4頭が参戦しました。


単勝の人気は、キタサンブラックが1番人気(2.1倍)、レイデオロ2番人気(3.8倍)、3番人気サトノクラウン(5.7倍)。4番人気のソウルスターリング(9.3倍)までが10倍以下で、5番人気以降はシュヴァルグラン、マカヒキ、⑬シャケトラ、⑨レインボーライン、ギニョールと続きました。

スタートは17頭綺麗に出揃う。スタンド前での先行争いで、キタサンブラックが早々と先手を取る。⑦ディサイファ・シャケトラ・ギニョール・ワンアンドオンリー・⑰ラストインパクトが2番手を争い、シュヴァルグランは内側7番手あたり、ソウルスターリングとレイデオロは中団グループ。マカヒキ12番手、サトノクラウンは13番手でゴール板を通過した。
1,2コーナーを過ぎ、向正面に入ったところで、キタサンブラックが先頭でレースを引っ張り、2番手にディサイファ、ギニョールが単独3番手。4,5番手の位置にシュヴァルグランとワンアンドオンリー、6番手シャケトラ、ソウルスターリングはその後ろの7番手につけ、内側8番手にブームタイム。9番手に⑯ヤマカツエース、10番手にレイデオロ、外側11番手ラストインパクト、マカヒキは12番手、サトノクラウン13番手。後方グループは、14番手アイダホ、15番手サウンズオブアース、16番手イキートス、最後方にレインボーライン。
3コーナーを過ぎ、キタブラが軽快なペースで先頭をキープ。ディサイファ2番手、ギニョール3番手は変わらず。後続ではシュヴァルが4番手、サトクラとシャケトラが外から押し上げ、ソウスタとレイデオロはまだ中団馬群の中。
17頭がほとんど一団の状態で4コーナーを回って最後の直線コースへ。キタサンブラックがゴール残り400mを切ったところで突き放しにかかるが、2番手からシュヴァルグランが追いかけ、レイデオロが大外から追い込みをかける。先頭争いはこの3頭に絞られ、サトノクラウンとソウルスターリングは伸び脚を欠いてるか?残り200mでシュヴァルがキタブラとの差を縮め、残り100mでキタブラを捕らえて先頭!外からレイデオロも来ているが、シュヴァルグランが先頭でゴールイン!そしてレイデオロがゴール前でキタサンブラックをかわして2番手、キタブラは3着でした。



ジャパンカップ 全着順&払戻金
1着①シュヴァルグラン  2分23秒7
2着②レイデオロ     1馬身1/4
3着④キタサンブラック   クビ
4着⑪マカヒキ       4馬身
5着⑭アイダホ       クビ
6着⑨レインボーライン
7着⑧ソウルスターリング
8着⑯ヤマカツエース
9着⑨ギニョール
10着⑫サトノクラウン
11着⑬シャケトラ
12着⑤サウンズオブアース
同着⑩ブームタイム
14着⑰ラストインパクト
15着⑥イキートス
16着⑮ワンアンドオンリー
17着⑦ディサイファ

単勝 ① 1,330円
複勝 ① 190円 ② 140円 ④ 120円
枠連 1⃣-1⃣ 1,780円
馬連 ①-② 1,770円
馬単 ①-② 5,250円
ワイド ①-② 460円 ①-④ 350円 ②-④ 230円
3連複 ①-②-④ 1,300円
3連単 ①-②-④ 13,340円


2017年の東京競馬のフィナーレを飾る一戦は、単勝5番人気のシュヴァルグランが優勝。道中は4,5番手を追走し、最後の直線でキタサンブラックを捕らえて差し切り勝ちを収めました。2番人気のレイデオロは、ゴール前でキタサンブラックを捕らえて2着。史上2頭目のJC連覇を目指したキタサンブラックは、スタートから先頭をひた走りながらも粘り切れず3着。武豊騎手がレース後の談話で左前脚を落鉄していたことを明らかにしていました。今回は正直運がなかったなって思います。メンバー紅一点のソウルスターリングは7着。この秋は3戦連続で掲示板を外しました。3番人気のサトノクラウンは直線伸びず10着。良馬場だとダメですね…。
海外勢はアイダホが5着と好走。単勝オッズで10番人気でしたが、ライアン・ムーア騎手の剛腕で掲示板を確保しました。他の海外勢は、ギニョール9着、ブームタイム12着同着、イキートスは15着に終わりました。
優勝したシュヴァルグランは、昨年11月のアルゼンチン共和国杯以来の重賞3勝目。通算でも22戦7勝。鞍上のヒュー・ボウマン騎手は、日本のGⅠ競走初勝利。オーストラリアを拠点としているボウマン騎手は、「ロンジンワールドベストジョッキーランキング」で、ムーア騎手とデットーリ騎手を抑えて現在1位。現在22連勝中のウィンクスの主戦騎手を務めています。同馬を管理する友道康夫調教師と、馬主の佐々木主浩さんは、同レース初勝利です。
姉のヴィルシーナ、妹のヴィブロスがGⅠタイトルを取る中、シュヴァルグランはGⅠ競走に6度も挑戦し、3着が2回、今年の春の天皇賞で2着と惜しいレースが続いていました。今回のジャパンカップは7度目のGⅠ挑戦でしたが、ついに悲願が達成。しかも同世代の強敵を破ってのGⅠ初制覇ですから。やっと姉と妹に追いつきましたね。3兄弟をGⅠ馬に育て上げたハルーワスウィート恐るべし。もし有馬記念に参戦するとしたら、またボウマン騎手が騎乗するのでしょうか…。


11月の競馬も終わり、JRAのGⅠも残り5レース。12月3日は中京競馬場でダートのGⅠ競走・チャンピオンズカップが行われます。前走のJBCクラシックを勝ったサウンドトゥルーは、CC連覇に挑戦。GⅠ通算10勝のコパノリッキーは現役ラスト2戦。帝王賞を勝ったケイティブレイブ、昨年2着の雪辱に燃えるアウォーディー、フェブラリーステークスを制したゴールドドリーム、昨年の東京大賞典覇者・アポロケンタッキー、韓国GⅠ・コリアカップを勝ったロンドンタウン、元3歳ダート王・ノンコノユメのGⅠウィナーの他に、みやこステークスで圧勝したテイエムジンソク、カフジテイク 、ミツバ、サンライズソアなどが登録。ダート現役最強馬は一体どの馬になるのか?















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする