日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ジュールポレールが昨年3着からのリベンジ!リスグラシューは4度目の2着。

2018年05月13日 | 競馬

春の最強牝馬決定戦・第13回ヴィクトリアマイル(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が13日、東京競馬場で行われました。⑪アドマイヤリード、⑰デンコウアンジュ、④ジュールポレールの昨年上位3頭を始め、悲願のGⅠタイトル獲得を目指す⑯リスグラシュー、昨年のNHKマイルカップ覇者⑩アエロリット、府中マイルで復活へ⑨ソウルスターリング、4連勝と勢いに乗る②ミスパンテール、高松宮記念2着①レッツゴードンキ、昨年桜花賞馬⑤レーヌミノル、⑦カワキタエンカ、③ラビットランなどが参戦しました。


単勝のオッズは、1番人気リスグラシュー(4.3倍)、2番人気アドマイヤリード(5.0倍)、3番人気アエロリット(5.3倍)、4番人気ミスパンテール(7.9倍)までが10倍以下。その後はソウルスターリング、レッツゴードンキ、⑥レッドアヴァンセ、ジュールポレール、レーヌミノルと続きました。

スタートで⑧クインズミラーグロが出遅れ。ミスパンテールと⑫エテルナミノルも良い飛び出しではない。好スタートを決めたカワキタエンカが先頭に立ち、2番手にレーヌミノル、3番手⑭リエノテソーロ。外側4番手にアエロリット、5番手レッドアヴァンセ、6番手ラビットラン、7番手レッツゴードンキ。8,9番手の位置にジュールポレールとミスパンテール、その後ろの10番手にソウルスターリング、アドマイヤリードが11番手追走。12番手グループには、デンコウアンジュ・リスグラシュー・エテルナミノルの3頭が固まっている。15番手⑱メイズオブオナー、16番手⑬ワントゥワン、17番手⑮デアレガーロ、クインズミラーグロが最後方という展開。
3,4コーナー中間を過ぎ、先頭争いはエンカ・リエノテ・アエロの3頭が横一線。レーヌ内側4番手、アヴァンセ5番手、ドンキとパンテールは中団馬群より前の位置、ソウスタは中団の外側、アドリー12番手、リスグラは13番手あたりか?
4コーナーを回って最後の直線に差し掛かり、カワキタエンカ,リエノテソーロ,アエロリットが競り合い、内側からレーヌミノルも接近。さらにはレッドアヴァンセもやってきて、4頭をかわす勢い。後続からはジュールポレール、外からソウルスターリングとリスグラシューが追い上げる。ゴールまで残り200mを切り、アヴァンセが前に出るが、アエロも内側で食い下がる。ラスト100mでジュールとリスグラも襲い掛かり、ゴール前でジュールが抜け、外からリスグラが迫ってゴールイン!ジュールポレールが辛くも先着し、リスグラシューはわずかに届かかった…。



ヴィクトリアマイル 全着順&払戻金
1着④ジュールポレール  1分32秒3
2着⑯リスグラシュー    ハナ差
3着⑥レッドアヴァンセ   クビ差
4着⑩アエロリット     1/2馬身
5着②ミスパンテール    1馬身1/4
6着①レッツゴードンキ
7着⑨ソウルスターリング
8着⑪アドマイヤリード
9着⑬ワントゥワン
10着⑤レーヌミノル
11着⑱メイズオブオナー
12着⑰デンコウアンジュ
13着③ラビットラン
14着⑦カワキタエンカ
15着⑭リエノテソーロ
16着⑮デアレガーロ
17着⑫エテルナミノル
18着⑧クインズミラーグロ

単勝 ④ 1,940円
複勝 ④ 400円  ⑯ 170円  ⑥ 350円
枠連 2⃣-8⃣ 2,780円
馬連 ④-⑯ 4,090円
馬単 ④-⑯ 11,730円
ワイド ④-⑯ 1,320円  ④-⑥ 1,330円  ⑥-⑯ 870円
3連複 ④-⑥-⑯ 8,850円
3連単 ④-⑯-⑥ 63,640円


雨の中でのレースとなったヴィクトリアマイルは、8番人気の伏兵・ジュールポレールが差し切り勝ちで接戦を制し、春のマイル女王に輝きました。1番人気のリスグラシューは、ハナ差及ばず2着。これでリスグラはGⅠでの2着は4回目です。上がり3ハロンはメンバー唯一の32秒台(32.9秒)をマークしたけど、外枠が影響したのでしょうか。得意の舞台でGⅠ初タイトルの大チャンスだったのに…。もうどこでもいいからGⅠを勝ってほしいです…。
7番人気で3着だったレッドアヴァンセは、残り200mでは先頭にいました。先週のNHKマイルカップでも、アヴァンセの弟・レッドヴェイロンが3着。姉弟揃って府中マイルGⅠで3着って珍しくねえか?3番人気のアエロリットは4着、4連勝中だったミスパンテールは5着、ソウルスターリングは7着。昨年の覇者で2番人気だったアドマイヤリードは8着という結果でした。
勝ったジュールポレールは、栗東・西園正都所属で、父・ディープインパクト、母・サマーナイトシティ、母の父・エリシオという血統。鞍上の幸英明騎手と西園調教師、馬主のG1レーシングは同レース初勝利。幸騎手は昨年の高松宮記念以来の中央GⅠ制覇です。西園厩舎も2012年のマイルCSでサダムパテックが勝って以来のGⅠ勝利であります。ちなみにサダムパテックは、ジュールの兄です。

ジュールポレールは昨年のVMで3着と好走。その後は9月の秋風ステークスで1着、11月のエリザベス女王杯は距離が長すぎて16着、前走の阪神牝馬ステークスでは5か月の休み明けが影響して5着でした。叩き2戦目の今回は、最後の直線で幸騎手のムチに応えるように脚を伸ばし、ゴール前でレッドアヴァンセをかわし、リスグラシューの追撃を抑えて勝利。ラスト100mあたりからジュールがひょっこり現れたって感じだし、叩き2走目の馬はよく走るなぁって思いました。
昨年3着の雪辱を果たして重賞初制覇、通算6勝のうち5勝はマイル戦。兄のサダムパテックもマイル戦線で活躍されてました。西園厩舎もマイルGⅠ馬をよく輩出します。次走は安田記念の参戦も示唆しているそうです。もし出走してくれば、今回のように波乱を演出できるだろうか。





来週は3歳牝馬世代の頂点を決める第79回オークス(優駿牝馬)が行われます。桜花賞馬のアーモンドアイ、2歳女王・ラッキーライラック、リリーノーブル、トーセンブレス、マウレアの他に、フラワーカップを制したカンタービレ、フローラステークスを勝ったサトノワルキューレ、忘れな草賞の勝ち馬・オールフォーラヴ、スイートピーステークスを勝ったランドネ、矢車賞1着のトーホウアルテミスなどが登録。
オークスでもアーモンドVSライラックの2強対決となる可能性が高いですが、リリーノーブルの逆転もあり得るし、サトノワルキューレ&カンタービレの角居勝彦厩舎勢も怖いですね。3歳牝馬の頂点に立つのは果たしてどの馬か?






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