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暑すぎてつらい。

MAZDAオールスター2014  大谷翔平160キロ連発!柳田悠岐が4安打1本塁打でMVP!

2014年07月20日 | Sports

プロ野球・マツダオールスターゲームは19日、阪神甲子園球場で第2戦が行われました。前日の試合は広島勢が活躍し、セリーグの快勝。一夜明けた第2戦は、全セ・藤浪晋太郎VS全パ・大谷翔平の「同学年対決」で始まり、オールスターらしい乱打戦となりました。



第2戦の先発メンバー
  全セ
1(遊)鳥谷  敬(阪神)
2(二)山田哲人(ヤクルト)
3(指)バレンティン(ヤクルト)
4(左)マートン(阪神)
5(捕)阿部慎之助(巨人)
6(一)ブランコ(DeNA)
7(右)雄平(ヤクルト)
8(三)村田修一(巨人)
9(中)丸  佳浩(広島)
 (投)藤浪晋太郎(阪神)

  全パ
1(中)柳田悠岐(ソフトバンク)
2(三)大引啓次(日本ハム)
3(右)糸井嘉男(オリックス)
4(一)李  大浩(ソフトバンク)
5(左)長谷川勇也(ソフトバンク)
6(指)ペーニャ(オリックス)
7(遊)今宮健太(ソフトバンク)
8(捕)伊藤  光(オリックス)
9(二)鈴木大地(ロッテ)
 (投)大谷翔平(日本ハム)

連勝を狙うセリーグは、ヤクルトから3人スタメン入り、4番にはマートンが座りました。雪辱を期すパリーグは、パリーグ本塁打王・ペーニャが6番DHで先発出場。


1回表、パリーグは全セ先発・藤浪の立ち上がりを攻め立てます。先頭の柳田がレフト前ヒットのあと、すかさず2塁盗塁を決めます。大引内野ゴロで1死3塁と先制のチャンスを迎え、糸井が2球目のストレートを叩きつけ、センター前タイムリーヒットで1点を先制。なおも2死1塁で長谷川が四球を選び、走者2人置いてペーニャが初球を豪快に振り抜き、甲子園球場のレフトスタンド上段に突き刺さる特大3ラン本塁打!全パ打線が藤浪から4点を奪いました。
その裏、全パ先発・大谷がマウンドに上がる。最初の打者・鳥谷に対し、初球にいきなり161キロのストレートを投げ込むと、続く2球目のストレート162キロを計測!鳥谷も負けじとバットに当て、最後は遊撃強襲のレフト前ヒットを放ちました。全セはこの後、バレンティンのセンター前ヒットで1死1,2塁とし、4番・マートンがライト線を破るタイムリーヒットを打ち、1点を返します。打ったマートンは2塁を狙ったが、全パ右翼手・糸井の好返球に阻まれ憤死。1点取られた大谷ですが、阿部の初球にも162キロをマーク。わずか1イニングだけで降板しましたが、見せ場を大いに作りました。
試合のほうは、3回に全セが2死走者なしで山田が全パ2番手・則本昂大(楽天)から左中間スタンドへのソロ本塁打を放ち1点を返しますが、全パが4回に1死2,3塁で、鈴木のライト犠牲フライで1点を追加。
5回、全パは1死から陽岱鋼(日ハム)が3塁打を放つと、続く銀次(楽天)がセンターフェンス直撃のタイムリー2塁打で6点目。全セもその裏に全パ4番手・五十嵐亮太(ソフトバンク)を攻め、1死2,3塁でバレンティンの内野ゴロで1点を返すと、マートンがライト線に落ちるタイムリー2塁打を打ち、6-4と2点差に詰め寄ります。
全パは6回、先頭の今宮が2塁打で出塁すると、伊藤の代打・中田翔(日ハム)が全セ4番手・山井大介(中日)の3球目を捉え、打球はレフトへ舞い上がってホームランかと思われたが、スタンドにあと一歩届かずフェンス直撃。タイムリー2塁打の中田は、腕立て伏せパフォーマンスを見せました。なおも2死2塁で、柳田が山井の低めのストレートをフルスイング!センターへ上がった打球は、バックスクリーン左へ一直線!柳田の2ラン本塁打でさらに2点を追加し、9-4と突き放します。
さらに7回、2アウトから大野奨太の2塁打、鈴木のセンター前タイムリーで10点目。柳田単打で1,3塁の後、大引センター前タイムリーで11点目。さらに陽岱鋼のタイムリーヒットも飛び出し、全パは5連打で3点を追加。12-4とさらにリードを拡げました。
なんとか反撃したい全セは、7回裏に坂本勇人(巨人)が全パ6番手・平野佳寿(オリックス)の高めのストレートを捉えてソロ本塁打。8回には堂林翔太(広島)のホームランが生まれ、2点を返したものの反撃はここまで。試合は12-6でパリーグが勝利しました。



マツダオールスター戦 全セ-全パ第2戦 2014年7月19日 (土)
(1勝1敗、18:30、甲子園、試合時間 2時間58分 / 観客数 45,361人)
全パ 400 113 300  12
全セ 101 020 110  6
【投手】
(パ)大谷、金子千尋(オリックス)、則本、五十嵐、サファテ(ソフトバンク)、平野、福山博之(楽天)-伊藤、大野、嶋基宏(楽天)
(セ)藤浪、菅野智之(巨人)、一岡竜司(広島)、山井、福谷浩司(中日)、ミコライオ(広島)-阿部 、中村悠平(ヤクルト)
【責任投手】
勝利投手(パ)大谷(1勝0敗)
敗戦投手(セ)藤浪(0勝1敗)
【本塁打】
[パ] ペーニャ 1号(1回表3ラン) 、柳田 1号(6回表2ラン)
[セ] 山田 1号(3回裏ソロ) 、坂本 1号(7回裏ソロ)、堂林 1号(8回裏ソロ)



甲子園で行われたオールスター第2戦は、パリーグが2ケタ得点の猛攻で前夜の雪辱を果たしました。この日はパリーグ18安打、セリーグ13安打、両チーム合わせて31本のヒット、5本のホームランが飛び出る打ち合いとなりました。初回のペーニャ選手の特大ホームランから始まり、大谷投手の160キロ台連発、柳田選手のホームラン、坂本選手と堂林選手がセリーグの意地を見せる一発と印象に残るシーンが色々ありました。やっぱりオールスターは派手に行かないとね。
今回の試合は、4安打2打点の柳田選手がMVPを獲得。全セ先発・藤浪投手から2安打を放つと、6回には弾丸ライナーでバックスクリーン左への2ラン本塁打。守備でも4回にレーザービームでブランコの生還を阻止。盗塁も1度成功させ、走攻守で勝利に大きく貢献しました。大谷投手から主役の座を奪っちゃいましたね。
柳田選手に限らず、パリーグ勢が大いに活躍しました。途中出場の陽岱鋼選手は3安打の猛打賞で2日連続の敢闘選手賞を受賞。2試合で5安打を放ったことが評価され、特別賞の「Be a driver.賞」にも選ばれました。初回に特大アーチをぶっ放したペーニャ選手も2安打3打点、今宮選手も2塁打を2本打って先発起用に応えました。
全パ先発・大谷投手は1イニングだけの登板でしたが、甲子園を大いに沸かせました。23球のうち160キロ台が12球、MAX162キロを2度も記録しました。1球目でいきなり161キロの数字を叩き出すと、その次は162キロですよ。もうホンマに半端ないって!大谷投手の豪速球もすごいけど、その球を打ち返した鳥谷選手とバレンティン選手もすごかったなあ。20歳で162キロを投げたんだから、そのうち163~165キロも出しそうな予感がします。もう「二刀流」なんてやめて、投手に専念してほしいわ。

今年のオールスターは1勝1敗で閉幕。海の日の21日からは、ペナントレースの後半戦に突入します。セリーグ首位の巨人は阪神との首位攻防戦。パリーグ首位・オリックスは日本ハム、2位のソフトバンクはヤフオクドームで千葉ロッテと対戦します。今後も両リーグの優勝争い&Aクラス争いから目が離せません。



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