日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

侍JAPAN2ケタ得点の猛攻で韓国を圧倒!1次ラウンド2連勝で準々決勝進出にほぼ王手!

2023年03月10日 | Sports

東京ドームで開催中の「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」、2日目の10日は日本VS韓国が行われました。幾多の名勝負を生んだ宿命の日韓戦、両国が対戦するのは2009年の第2回大会の決勝戦以来14年ぶりです。初戦で中国を降した侍ジャパン、韓国戦に勝てば準々決勝進出に大きく前進。韓国はオーストラリア戦に続いて日本に敗れると厳しくなります。両国のプライドをかけた一戦の結果は!?


両チームのスタメン
 【日本代表】
1(中)ヌートバー
2(右)近藤健介
3(指)大谷翔平
4(三)村上宗隆
5(左)吉田正尚
6(一)岡本和真
7(二)牧秀悟
8(遊)源田壮亮
9(捕)中村悠平
 (投)ダルビッシュ有

 【韓国代表】
1(二)T.エドマン
2(遊)キム・ハソン
3(中)イ・ジョンフ
4(一)パク・ピョンホ
5(左)キム・ヒョンス
6(右)パク・コンウ
7(指)カン・ベクホ
8(捕)ヤン・ウィジ
9(三)チェ・ジョン
 (投)キム・グァンヒョン

第2戦の先発投手は、日本は「チーム最年長」ダルビッシュ有、韓国は「日本キラー」キム・グァンヒョンのエース対決。日本は中村がスタメンマスクをかぶりました。


序盤はダルビッシュとキムグァンヒョンの両先発が共に2回まで無失点の好投。
3回、ダルビッシュが先頭のカンベクホに左中間への2塁打を許すと、ヤンウィジに6球目のスライダーを狙われ、レフトスタンド上段への先制2ラン本塁打を浴びる。2死後、キムハソンの3塁ゴロ→三塁手・村上が悪送球、2死2塁でイジョンフにライト前ヒット。右翼手・近藤のバックホームが逸れて2塁走者ホームイン。ダルビッシュはこの回3失点を喫した。
しかしその裏、日本も反撃。連続四球で無死1,2塁とし、1番・ヌートバーがキムグァンヒョンの6球目を弾き返し、センター前タイムリーヒットで1点返す。なおも1,3塁で近藤がセンターフェンス直撃のタイムリー2塁打で2-3と1点差に詰め寄る。ここで韓国はキムグァンヒョンがマウンドを降り、ウォン・テインが2番手で登板。無死2,3塁と一打同点または逆転のところで大谷に打席が回るが、申告敬遠で歩かされた。村上倒れて1死満塁の場面で、吉田がセンター前ヒット!ヌートバーと近藤が生還し、日本が4-3と逆転します!
日本1点リードの5回、近藤がウォンテインの7球目を打ち上げると、ライトスタンドに飛び込むソロ本塁打で1点追加!続く大谷がライト線への2塁打を放つと、1死3塁で吉田が犠牲フライを放って6点目。
6回、2番手の今永昇太がパクコンウに一発を浴びて6-4と2点差とされるが、その裏に途中出場の中野拓夢がライト線への3塁打で出塁した後、3連続四死球で7点目。なおも満塁の場面で、大谷が韓国6番手キム・ウォンジュン の初球を叩いてライト前へのタイムリーヒット。その後、村上の犠牲フライ、吉田のライト前タイムリー、岡本のレフト前タイムリーで3点を加え、この回5得点の猛攻。11-4と大きくリードします。
日本の勢いは止まりません。7回には相手の暴投と押し出して2点を挙げ、13-4。あと1点取れば10点差でコールドゲームが成立でしたが、村上と岡本が倒れてコールドならず。結局試合は13-4で日本が完勝し、今大会2連勝を果たしました。



2023.03.10 19:00 東京ドーム
日本 - 韓国  [入場数]41,629人
韓|003 001 000|4
日|004 025 20X|13
勝:[日] ダルビッシュ 1勝
敗:[韓] キム グァンヒョン 1敗
本塁打:[韓] ヤン ウィジ2号、パクコンウ1号 [日]近藤 1号


WBCでは14年ぶりとなる日韓戦は、3回表に3点を先取されながらも、日本がその裏に4点を奪い返して韓国のエース・キムグァンヒョン投手を攻略。中盤には近藤選手のホームラン、大谷選手のタイムリーなどで韓国を突き放しました。侍ジャパンは初戦の中国戦に続いての2連勝。WBCのVS韓国戦の対戦成績も5勝4敗と白星が先行しました。
対する韓国は2連敗で1次ラウンド突破が厳しい状況に。豪州戦で8失点、日本戦では10人の投手を使って13失点、2試合で21失点の大惨事。残り2試合で連勝しても2勝2敗。このままだと3大会連続予選敗退で終わりそうな予感がします。

この日の先発を務めたダルビッシュ投手は、3回まで48球を投げて、被安打3・1奪三振・1死球・3失点の内容。2回まではパーフェクトに抑え、日本のエースの貫禄を示すかと思ったんですが、3回に先制2ランを被弾すれば、味方のエラーもあって3点目を献上。味方打線が助けられて勝ち投手になりましたけど、次戦こそはエースの意地を見せてほしいです。
中継ぎ陣では、4回から2番手で上がった今永投手は3イニング1失点、終盤に登場した宇田川優希、松井裕樹、高橋宏斗の3投手がそれぞれ走者を一人も出さない完璧なリリーフを見せました。
打線の方はチーム全体で13安打13得点。吉田正尚選手が3安打の猛打賞を記録。最初の打席で内野安打、2打席目の4回に逆転2点タイムリーヒット、その次は犠牲フライ、ライト前タイムリー、押し出し四球と1試合で5打点を荒稼ぎ。近藤選手も反撃のタイムリー、5回裏にライトへの一発を放つなど3打点。ヌートバー選手はこの日も大ハッスルを見せ、守備ではセンターに落ちそうな当たりをダイビングキャッチ、打っても2安打1打点。7回の打席ではライト前ヒットを打って、送球の間に2塁に陥れる好走塁。今や侍ジャパンに欠かせない選手になりつつあります。

日本は11日の3戦目に、世界ランキング15位のチェコ代表と対戦。WBC初出場のチェコは、初戦となった中国戦で9回に大逆転して見事白星を手にしました。3戦目の先発投手を務めるのは、「令和の怪物」佐々木朗希投手。登板日が東日本大震災から12年目を迎える日。被災地・岩手に勇気を与える好投を期待しています。

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