日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

第97回全国高校サッカー選手権準決勝 青森山田と流経大柏が決勝へ。

2019年01月13日 | soccer

第97回全国高校サッカー選手権大会は、12日に埼玉スタジアム2002で準決勝2試合が行われました。第1試合の青森山田VS尚志の東北対決は激しい点の取り合い、第2試合では前回の準優勝校・流経大柏が、初出場校の瀬戸内高校に格の違いを見せつけました。




第1試合 青森山田高校(青森)VS 尚志高校(福島)
前半26分、右サイドでFKのチャンスを得た尚志は、DF沼田皇海がグラウンダーのボールを蹴ると、ニアサイドに飛び込んだFW染野唯月が右足でゴールに押し込む。尚志がセットプレーから1点を先行します。
1点を追う青森山田は後半10分、MFバスケス・バイロンが右サイドを突破すると、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。MF檀崎竜孔がPKをしっかりと決め、1-1の同点とします。後半18分、左サイドのCKから、DF三国ケネディエブスが頭で合わせ、青森山田が2-1と勝ち越します。
後半23分、尚志は右サイドでFW加瀬直輝が染野にパスを送ると、染野がゴール前で切り返してから左足でゴールに流し込んで、2-2。さらに後半30分、左サイドでボールを回し、加瀬の絶妙なスルーパスが染野に渡り、最後は染野の右足シュートが決まり3点目!染野はこれでハットトリック達成!
しかし後半43分、青森山田が名門校の底力を見せます。GKのロングボールをDFの三国が頭で落とすと、途中出場のFW小松慧が右足でゴールに押し込んで3-3の同点に追いつく!さらに後半47分、小松が中盤で相手に競り勝つと、DFを振り切ってゴールに向かうが、尚志GK・森本涼太にシュートを止められて勝ち越しならず。
試合は3-3の同点で90分を終えてPK戦へ。青森山田は2人目の三国がシュートを外し、尚志は3人目の吉田泰授がクロスバーに当ててしまい失敗。迎えた4人目、青森山田はDF豊島基矢が成功したのに対し、尚志はフォファナ・マリックが失敗。決勝進出に王手をかけた青森山田は、5人目の藤原優大がゴール左に決めて勝負あり。PK戦は青森山田が4-2で勝利し、決勝進出を果たしました。



第2試合 流通経済大学付属柏高校(千葉) VS 瀬戸内高校(広島)
前回大会で準優勝の流経大柏と、西日本勢で唯一ベスト4に勝ち上がった瀬戸内高校の一戦は、序盤から試合が動きました。
前半4分、流経大柏はMF熊澤和希の縦パス→FW岡本竜がダイレクトで右足を振り抜いてゴールに突き刺して先制点を奪う。さらに前半10分、右サイドでMF西尾颯大がクロスを入れ、MF藤井海和が左足シュートを決めて追加点。前半10分で流経大柏が2点をリードします。
前半41分には、左サイドMF八木滉史のクロス→ファーサイドでDF関川郁万が頭で叩きつけ、流経大柏に3点目が生まれます。
瀬戸内は前半44分にFKの流れから、MF佐々木達也のシュートはサイドネット左に当たる。後半8分には関川のミドルシュートをGK井上大也が防ぎます。
だが後半9分、流経大柏は熊澤が右足トラップからの左足シュートが決まって4点目。後半29分にもCKからMF渡会武蔵がゴールに押し込んでダメ押しの5点目。流経大柏が瀬戸内に5-0と圧勝し、2年連続の決勝進出です。





高校サッカー準決勝は、青森山田と流経大柏の2チームが決勝戦に駒を進めました。
青森山田は尚志とのシーソーゲームの末にPK戦で勝利。チリ人選手のバスケス選手が獲得したPKを檀崎選手が決め、DFの三国選手のヘディング弾、後半41分からピッチに入った小松選手がファーストプレーで同点ゴールを挙げました。PK戦ではキャプテンでGKの飯田雅浩選手が、4人目のPKを止めて勝利に貢献。2度も先行され、PKでも先に失敗したけど、底力で尚志に競り勝ちました。
青森山田の勝負強さもすごかったけど、尚志高校の染野選手がハットトリックの大活躍。準決勝でハットトリックを達成したのは、大前元紀選手以来だそうです。3回戦から3試合連続ゴールを記録し、通算でも5ゴールを挙げており、大会得点ランクでトップタイです。2点目のシーンでは、ゴール前でGKとDF陣をかわしてから左足でゴール。3点目は加瀬選手のダイレクトスルーパスに反応して右足でゴールネットを揺らしました。加瀬選手のパスは素晴らしかったなぁ。
尚志高校は今大会、2回戦で東福岡高校を破ると、3回戦は前回王者・前橋育英に勝利。歴代優勝校を次々と破り、準決勝でも青森山田と激闘を演じました。快進撃を支えたエース・染野選手はまだ2年生なので、来年の選手権でも活躍を期待したいです。

流経大柏は瀬戸内相手に5得点のゴールラッシュ。前半に3得点、後半も2点を追加しました。熊澤選手は前半に縦パスで先制点をアシストすると、後半にはビューティフルなボレーシュートを決めました。攻撃力も凄いですが、3回戦から3試合連続無失点勝利と守備も堅いです。昨年の決勝では後半終了間際に失点して優勝を逃しましたが、今年こそは高校日本一となるか。

青森山田VS流経大柏の決勝戦は、成人の日の1月14日に行われます。どちらが勝っても2度目の優勝、平成最後の高校日本一の座を勝ち取るのはどっちだ?





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