日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

井上尚弥が格闘技の聖地・ラスベガスで再びKO勝利!

2021年06月20日 | Sports

ボクシングのWBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ「井上尚弥VSマイケル・ダスマリナス」戦が、日本時間20日午後、アメリカ・ラスベガスの「ヴァージンホテルズ・ラスベガス・シアター」で行われました。ここまで20戦無敗の井上選手は現在、米国リング誌の「パウンド・フォー・パウンド」ランキングで2位にランクイン。昨年11月には格闘技の聖地・ラスベガスに初上陸し、ジェイソン・マロニーとの防衛戦で7RKO勝ちを収めました。IBF1位を迎え撃つ今回の一戦も「モンスター」の拳が炸裂する!



第1R、井上が開始12秒に左ジャブを伸ばすと、20秒過ぎに左フックを顔面に当てる。リング中央を支配した井上は、左のパンチでダスマリナスをロープ際に追い詰める。その後も左のジャブと右ストレートを出し、終了間際には右アッパーをヒットさせて終了。井上が手数で相手を圧倒する展開に。

第2R、足を使いながらパンチを伸ばすダスマリナスに対し、井上はこのラウンドも左ジャブを伸ばす。ダスマリナスも1分38秒辺りから反撃を仕掛け、左のパンチが井上の顔面を捉える場面も。残り1分10秒のところで、井上が右ストレートを出した後、左ボディブロー。ダスマリナスの動きが鈍くなると、すかさず井上が連打を決めてダウンを奪う。ダスマリナスは脇腹を押さえながらも立ち上がり試合再開。井上は左ボディ→左アッパー→右ショートフックの3連打、さらに左右のワンツー→左ボディのコンビネーションでトドメを刺そうとするが、ダスマリナスが耐え抜き2ラウンド終了。

第3R、井上が開始直後からボディ攻撃を仕掛けるが、ダスマリナスも必死に打ち返す。井上は少し余裕が出たのか、ガードをほどいてダスマリナスに打たせるところも。ただ、ダスマリナスは思い切ったパンチが出ない。1分27秒過ぎに左ボディを相手の右脇腹に当てると、ジャブで相手の距離を取る。そして残り45秒を切って井上が連打を出すと、最後は左ボディが決まり、ダスマリナス2度目のダウン!ダスマリナスは悶絶するもカウント9で立ち上がる。試合再開後、井上の左ボディでダスマリナスがまたも倒れたところでレフェリーストップ。3ラウンド2分45秒、井上尚弥がダスマリナスにTKOで勝利しました。




日本ボクシング界の至宝・井上尚弥選手が、またもラスベガスで「モンスター」の名に相応しい圧巻のKO劇を見せてくれました!最初のラウンドから試合を優位に進め、逃げ回るダスマリナス選手を左ボディで3度もキャンバスに沈めました。井上選手はこれでWBAは5度目、IBFは3度目の王座防衛に成功。通算でも21戦21勝(18KO)、世界タイトル戦の連勝も16に伸ばしました。
戦前から「井上が圧勝する」と言われた通りの結果となりましたが、序盤で試合が終わりましたねぇ。ダスマリナス選手もIBFの1位で、33戦30勝の実績がありました。井上選手の左ボディを何度貰っても必死に耐えたけど・・・。2019年10月から約1年7カ月もブランクがあった影響もあったでしょう。
前回のラスベガスでの試合は無観客でしたが、この日は観客を入れて行われ、WBC王者のノニト・ドネア選手、WBO王者のジョンリル・カシメロ選手も来場。ライバル王者の前で快勝した井上選手、次の目標である「4団体統一王者」へまた一歩前進しました。そして試合後、8月14日にドネア選手とカシメロ選手の直接対決が緊急決定。勝者が井上選手に挑戦するのではないかと言われています。井上選手は年内にもう1試合やると思うけど、それが4団体王座統一戦という可能性も少なくない?ドネアが来たらまた名勝負になるだろうし、カシメロが来てたら怒りを爆発させるでしょう。











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