富徳@外苑前
今年初めての東京ツアーです。
ようやく減少傾向が出てきたコロナですが、政府のコロナ対応もだいぶ変わってきたようです。
これからは旅行もだいぶ行きやすくなるかと期待しますね。
今回も青春18きっぷを使って、友人と二人で東京に出かけてきました。
静岡駅から在来線を乗り継いで、まずは渋谷に着きました。
そこからメトロに乗り換え、外苑前で降ります。
しばらく歩いて着いたお店は、「富徳」さんです。
言わずと知れた中華の達人、周富徳さんのお店として有名ですね。
お亡くなりになって久しいですが、私は初めて訪問することになります。
ただ今の時間は午前11時半ほどですが、もうだいぶお客さんが入っていました。
入口に立つと店員さんが出てきて、お相席ですとすぐに案内できますがと言います。
まあせっかく来たんだから少しぐらい待ってもいいかと、待つことにしました。
私たちの後ろにも数組のお客さんが並びます。
しかし相席でもいいという方もいて、その二組に抜かれました。
待っている間にメニューを渡され、じっくりと考えられます。
とはいえ、数分待って何とか席に案内されました。
丸テーブルに案内されましたが、その真ん中にはアクリル板が立っていて、きちんと対策がされていますね。
私の前に出て行ったお客さんは中年の男性がおひとりでしたから、彼は一人で独占していたということでしょう。
どうやら途中から相席にするということはなく、必ずそれを断るのは良い対応ですね。
こちらのお店に一人で来店するときには、一番乗りで入るのがお勧めです。
すでに注文は決めているのですぐに店員さんに伝えました。
お茶は温かいウーロン茶が各席に用意されています。
私は「五目あんかけ汁そば」
友人は「本日のランチ」を選びました。
まずは友人にスープとザーサイが出てきました。
他のお客さんの注文を見ると、焼きそばがよく出ていますね。
たぶんそれが有名なんでしょうが、まあ食べられるのは1品だけですからこれは仕方がないです。
そして友人のおかず2品が続きます。
これはたぶん、「豚肉とピーマンの細切り炒め」と「牛肉の黒豆炒め」でしょうか。
これにお代わりのできるライスが付いて1320円です。
2品頼めるというところがみそで、なかなか良いランチだと思います。
そして私の「五目つゆそば(1100円)」も出てきました。
ほう、これはかなり具だくさんのラーメンですね。
いかにも中華料理という風情の具がどっさりと乗っています。
主に海鮮系で、野菜といためたものがあんかけになっています。
スープはあっさり系の醤油味ですね。
この具がとにかく大きくて量が多いです。
まずはイカです。
しっかりと飾り切りにされているので見栄えが良いのは嬉しいです。
一度油通しされていて、食感も良いですね。
麺は中細のストレートで、中華ではお馴染みのスタンダードなものでした。
そして次の具は鶏肉です。
これもしっかりとコーティングされていてのど越しが良い。
こういうところに本格的な雰囲気が出ますね。
そして海老もしかりです。
もちろん野菜類もたっぷり入っていますから食べ応えがあります。
これは久しぶりに本格的な中華店の腕前を拝見しましたね。
今どきはラーメンが高くなりましたが、一流店でこのお値段ですから、安いものだと言えます。
そして食べ終わるころにデザートまで出てきました。
これは予想していなかったので驚きました。
何者かといいますと、よく冷えた杏仁豆腐でした。
私はあまりデザートは食べませんが、これは程よい量で美味しかったです。
上に乗ったキウイのソースの緑が美しいです。
奥の丸テーブルでは56名のグループが賑やかにご歓談されています。
それ以外の席は皆さん静かにお食事ですね。
お客さんは女性が多く、男性客は全体の2割ぐらいでしょうか。
小さなお子さんを連れたファミリー客もいらっしゃいました。
すでにすべての席が埋まって、待ち客が途切れない状態です。
そのために店員さんの目が厳しく感じられます。
空いたお皿はすぐに下げられていきますから、落ち着かないですね。
のんびりとランチタイムを楽しむというお店ではなさそうですが、リーズナブルな中華料理を味わうということには向いたお店ですね。
私たちの席にもウーロン茶のお代わりを店員さんが持ってきました。
こういうプレッシャーには弱いなあ。
私たちよりもかなり前に入っている女性客のテーブルではまだ焼きそばが半分ほども残っています。
まあ貧乏性なんでしょうが、早く食べてすぐに出て行くくせが治りませんね。
ともかくお会計をしてお店を後にしました。
ごちそうさまでした。