静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

豚豚@曲金

2023年07月04日 07時10分15秒 | ラーメン(静岡市内)

豚豚@曲金

 

 今日のランチはラーメンです。
向かった先は曲金の「豚豚」さんで、こちらのお店もかなりのお久しぶりになりました。
静岡ではこの「豚豚」さんといえばかなりの老舗ラーメン店として有名です。
かつては何軒もお店があって、その中でも国道沿いにあったお店は夜遅くまでやっていて大人気でした。

 

 今ではランチタイムに開けている豚豚さんはこのお店だけになっているようです。
平日の午前11時半が開店時間で、その3分後にはお店に着きました。
しかしここで小さなミスです。
というのはお店の前にある札が、「準備中」になっていました。

 

 そこでこれはどうしたわけだろうと躊躇している間に、一人の中年男性客に先を越されてしまいました。
問題なくドアが開くということは間違いなく営業中でした。
私はあわててその方の後に続いてお店に入ります。
彼は実に馴れた様子で入口すぐの冷水器でお水を汲んでカウンター席に座りました。

 私もそれに倣ってお冷をくみ、カウンターの端席に座りました。
しかしこの席はあまりよくなかったです。
お店は年配のご夫婦でやっているようで、親父さんが餃子にチャーハン担当。
そしてかみさんがラーメンと配膳担当でした。

 例のお客さんはすぐにおかみさんに注文をしましたが、私の席は外れた場所にあるので声が掛けられません。
女将さんはまったく私に気が付いていない様子でこれは困った。
それでもメニューを見ながら機会をうかがいます。
おや、ラーメンが780円か。

 

 しかしなかなかその機械が回ってきません。
そして5分ほどたって新しくお一人のお客さんがお店に入ってきました。
女将さんの視線がそちらに向いた機会を狙って、ようやく私の注文が通りました。
「すいませんラーメンお願いします」

 しかし開店すぐなのにお店はけっこう賑わっています。
さすがに老舗だけあって常連さんが付いているんでしょう。
若いお客さんは少なく、中年や年配の男性が多かったです。
そして注文は圧倒的に「半チャンラーメン(980円)」が大人気でした。

 

 ラーメンや炒飯はまとめて作っていて、上手く配膳されていきます。
そして待つこと15分、ついに私のラーメンが出てきました。
これは昔風のシンプルなラーメンですね。
具にはチャーシューが一枚にメンマとナルト、そしてノリです。

 

 麺は細麺のストレートで、スープはあっさり系の醤油時味でした。
まさに町中華のしなそばといった感じのラーメンでした。
テーブルにはコショーが二種類置いてありますが、まずはそれを掛けていただきます。
うん、これは懐かしい味のラーメンだ。

 

 麺には適度な腰があってなかなか美味しいです。
そしてどうしても美濃屋さんのラーメンと比べてしまうんで恐縮ですが、スープに力が足りない感じがしました。
あっさりしていることはいいんですが、もう少しコクが欲しいですね。
このあたりは好みもありますから仕方がないでしょうか。

 

 しかしこれも仕方がないことではありますが、最近のラーメンも高くなりました。
そして面白いことに私が入って以降はほとんどお客さんが来ませんでした。
開店すぐに満席になって、その後はガラガラという不思議な状態でした。
これは駐車場の関係もあるのかもしれません。

 たぶん駐車場が空いていればお客さんが来るし満車だとスルーしてしまうんでしょう。
このあたりは大通りのそばですから車で来るお客さんがほとんどなんでしょう。
そんなわけで注文も重なりますが、お会計の時期も重なることになります。
私が食べ終わってお会計をするときも三人目で待つことになりました。

 とはいえ美味しく食べ終わってお会計です。
ごちそうさまでした。

コメント
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