いこい本店@赤羽
「なごみ」さんを出て、大宮の駅まで戻ってきました。
ここから電車で赤羽まで戻ります。
しかしどの電車に乗るのがいいのかよくわかりません。
まあ多少は違うんでしょうが、来た時と同じ上野東京ラインの電車に乗ることにしました。
ホームに降りて時刻表を見ると少し時間があるのでベンチで座って待ちます。
すると突然椅子がぶるぶると震えました。
え、これはもしかして。
しかしあたりを見回しても別段おかしそうなそぶりをする方はいません。
そしてその揺れが何度か続きます。
思わず地震じゃないのかと口に出ました。
するとお隣に座っていた若いお嬢さんが、いや椅子が揺れているんですよと教えてくれました。
今座っているベンチの構造が悪くて、電車の振動で揺れてしまうようです。
普段も使っている方は気にならないんでしょうが、私はびっくりしましたね。
すぐに電車が来てそのまま乗り込みます。
そして無事赤羽の駅に着きました。
本日三軒目のお店はここにある立ち飲みの名店「いこい本店」さんです。
赤羽のいこいさんは本店と支店がありますが、私はここ10年ぐらいは支店に行っていました。
というのは以前本店で変わった常連さんがいて不愉快な思いをしたことがあるからです。
しかしあれからだいぶ経ちますからもう大丈夫でしょう。
駅から歩いてすぐのいこい本店にたどり着きました。
ただいまの時間は午後2時の少し前ですが、いこいさんはそこそこ賑わっています。
入口外のテーブル席には若い男性の三人組が立ち呑んでいました。
私は奥に入って左手のカウンター奥から二つ目に席を取ります。
しばらく来ない間に席の配置がだいぶ変わっていますね。
かなり昔は、例の大大将が中でにらみを利かせていたものですが、今は若いお兄さんがきちんとやっています。
席についてまずはチューハイと煮凝りを注文しました。
あっという間にチューハイ(230円)が出てきました。
私は最初にお財布から千円札を出して手前に置いてあります。
店員さんがそれを取ってつまみ込みのお釣りを置き返しました。
これはお財布に入れず、前にそのまま置いておきます。
この現金引換えの方式もいこいさんならではのものですね。
そして煮凝り(220円)も出てきました。
煮凝りといえば冬場のつまみですが、メニューにあったのでつい注文してしまいました。
これはまあお値段の問題もありますからこんなものでしょう。
しかし例の三人組がなかなかうるさいです。
昔のいこいさんなら大将が一言注意したんでしょうが、これも時代かな。
とにかく大将はお客に厳しく、他のお客さんに迷惑を掛ける客はすぐに帰れと声をかけていました。
私なんぞは気が小さいものですから、びくびくしながら飲んでいたのを思い出します。
その大将も引退して上中里に行き、さらにそこも閉店とは時の流れも速いものです。
もちろんお店の中にいる方は皆さん静かに飲んでいました。
お客さんの中には女性もいて、一人は単独でカウンター、もう一人は男性とペアでテーブル席でした。
私は1杯目のチューハイが空いてお代わりの注文です。
今度のおつまみは「山かけ(220円)」を選びました。
お店の厨房には店員さんがお二人いてこちらでつまみを作ります。
これもまたボリュームが少ないですが、今時の値上げラッシュですから当然でしょう。
しばらくするとようやく賑やかな三人組が出て行って、お店は落ち着いた雰囲気になりました。
こちらのお店でもチューハイが一番人気のようで、それがどんどん出て行きます。
その作り方ですが、サーバーではなく目分量で氷を入れたグラスにショーチューを注いでいきます。
そこに炭酸を入れて完成ですが、これが見事な手さばきです。
昔の大将もそうでしたが、これこそ職人技というものでしょう。
私のちょうど前のあたりに炭酸のサーバーがあるので、それが毎回みられて面白かったです。
二杯目のチューハイも空いてこれでいこいさんを後にしました。
これからは本店も行きたいですね。
ごちそうさまでした。