いづみや@大宮
「シーアン」さんを出て、いよいよこれから大宮での飲み歩きです。
といっても今回行くお店はすべて歩いて行ける範囲にありますから、暑い中でもなんとかなるでしょう。
まずはネットで調べておいた、「角打ち」のできる酒屋さんに向かいました。
これもナビですんなりと到着です。
ではお店に入りましょうか。
お店の中には誰もいませんが、声を掛けると奥からご主人が出てきました。
「すいません、ここでお酒が飲めると聞いてやってきたんですが」
「ああ、角打ちは午後6時からなんです」
しまった、これは私の勘違いでした。
残念ですがこちらのお店は諦めて次のお店に向かいます。
しかし大宮で午後6時からでしたら私の場合は時間的にまず無理ですね。
来た道を引き返して大宮駅方面に向かいました。
これも数分歩いて着いたお店は大宮駅のすぐ近くにある老舗居酒屋さんです。
「いづみや」さんは、同じお店が二軒ならんでいるように見えますが、中で一緒になっている広いお店です。
入口にある看板の「朝から飲めます」が素晴らしいですね。
お店の営業はなんと朝の10時からです。
しかも席料なし、一杯だけOK!
酒飲みにとって魅力的な表示がずらりと並んでいますね。
では中に入りましょう。
ただ今の時間は12時25分ですが、席の半分ほどがお客さんで埋まっていました。
中央のテーブルには賑やかな中年の女性三人組がいて、こちらは最後までおしゃべりが止まりませんでした。
あとは年配のご夫婦に、もちろん男性の一人客もいます。
ところがお店の方が忙しいのか全く私に気付いてくれません。
まあここは辛抱だとしばらく立って様子を見ます。
そしてようやくこちらに気が付いた店員さんが注文を受けにやってきました。
私はカウンターの一番入口近くに座りました。
しかしこの席はメニューが見にくくて苦労します。
とりあえずホッピーセット(430円)で最初の一人乾杯をします。
そうそうここで、最初にお冷やをいただくことにしました。
というのは先ほどの刀削麺がヘビーだったので、消化薬を飲まなくてはと思い出したからです。
あいかわらずホッピーは安定の味ですね。
そしてすぐにおつまみも出てきました。
こちらはいづみやさんの名物でしかも最安値の、「煮込み(170円)」です。
豚のシロとガツにコンニャクだけというシンプルなスタイルは煮込みの王道ですね。
添えてある辛子も嬉しいです。
ここに来たらまずは煮込みですね。
さて、いづみやさんでもう一つの名物といえばやっぱり店員のおばちゃんでしょうか。
東京の老舗居酒屋さんではよくあることですが、このおばちゃんは実にクールです。
みなさんベテランさんで、白い割烹着がまた良く似合いますね。
私はすぐにホッピーが空いてナカ(250円)のお代わりです。
しかしこの席は失敗でした。
というのもちょうど後ろ側にテレビがあって、これはよく見えません。
そしてメニューが右上の壁に貼ってあるんですが、そちらを見るとちょうどお隣のお客さんの顔を見ることになるので、困りました。
向こうもそうそうチラチラ見られたらいい気分はしないでしょう。
さて、カウンターには面白いものも置かれていました。
それがこの瓶です。
もともとは「信濃の珍味」が入っていた瓶ですが、それを再利用した調味料入れでした。
これがいかにも老舗らしくて好きだなあ。
よく見ると中に入れたものによって穴の数が違うという繊細な部分もあります。
お客さんの飲むペースは速く、サクッと飲んですぐにお会計という方が多かったです。
私も20分ほどでお会計をしました。
駅前にこういうお店があるのはいいことですね。
ごちそうさまでした。