爽やかな秋晴れである。そんななか「21世紀の森」周辺へ散策に出かけた。出迎えてくれたのは,いまだ健在な「野菊」たちと,黄色い小花をいっぱいつけたアキノキリンソウである。
山道をゆっくりと歩を進めた。まず目についたのが,5ミリくらいの小さな小さな紅い実をつけた小低木。その側ではツルリンドウやフユイチゴの実を見かけた。さらにその近くで「お気に入り」のキッコウハグマを見つけた。3個の小花からなるものの全体の径が1センチくらいの可憐な花である。
今日の一枚はそんなキッコウハグマ(亀甲白熊:キク科)とする。葉が亀の甲に似ていて,花が白熊の毛に似ているからこの名があるらしい。草丈が15センチくらいで撮りにくく,腹ばいになって撮った一枚である。
そしてもう一枚は前出の小さな小さな紅い実をつけた小低木とする。名前は調査中であるが葉の一部紅葉している。