稔畑のササユリ
今日は朝から日ざしがあり暑い一日になりそう。そんななか山地の集落・稔畑(うつぎはた)地区へ向かい周辺を散策した。まずは、昨年のこの頃ヒナランという珍しい植物を見かけた場所を訪れてみた。ところが見つけることができず、クノマイチゴの花や、ここにも生えていたオカトラノオ、そして通りがかりの集落の方からモウセンゴケ(食虫植物)の生えている場所を教えてもらいこれをカメラにら収めた。しかしヒナランのことが諦めきれず、もう一度元の場所へ戻り注意深く探したところようやく見つけた。草丈10cmくらいの先端あたりに米粒ほどの小さな唇型の淡紅紫の花を咲かせている。しかも今年は複数株生えているのを確認でき大喜び。「樹林下のやや乾いた崖壁の岩棚などに生育する」とのこと。まさにそんな場所に生えていた。このヒナランについてさらに詳しく調べたところ環境省が「絶滅危惧種」に指定している植物であることが判明。山口県では絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危機が増大している種)とされている。だからここのヒナランはとても貴重な存在。いつまでも生き延びてくれるよう願いつつ見守っていくこととしよう。その場からさらに奥へと歩をすすめていると、こんどは山の斜面でササユリが一輪ほど咲いているのを見かけた。ここでのササユリとの出会いも久しい。そんなササユリを今日の一枚とするとともに、以下にもう一枚ササユリをUP。そして前記の「絶滅危惧種」ヒナラン、稔畑のオカトラノオ、集落の方に教えていただいたモウセンゴケもUPする。
もう一枚稔畑のササユリ(真正面から撮った画像)
「絶滅危惧種」ヒナラン(山口県は絶滅危惧Ⅱ類=絶滅の危機が増大している種)
もう一枚ヒナラン(草丈10cmくらいの上部付近に米粒ほどの花)
稔畑のオカトラノオ
「食虫植物」モウセンゴケ