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★★ 2007/6/10 石浜 ★★

2007-06-10 | 宮城の海
天気:曇り時々晴れ
海況:凪
水温:13~14℃
透明度:6~7m

ご心配おかけいたしました。石浜ツアー再開です。
ちょっと不便さはありますが、レアなマクロ生物が数多い石浜をあきらめる訳にはいかないのでネ

ツアー参加者は、初めての石浜Iさんと、石浜ベテランSさん。
OW講習の4名は、先週に引き続き一緒のメンバーなので、和やかムードで準備開始です。

では、海の中をご紹介します。
今春に生まれた赤ちゃんたちが、元気に育っていますヨ
何といっても、本日一番レアだったのは、ホウボウBABY
親の鮮やか体色と異なり子供は全身真っ黒クロ助なんですが、容姿は親子そっくりです。胸鰭の一部を上手に使い、砂地をちょこちょこ移動していました。

『天使の輪』を持つダンゴウオBABYも、今の時期限定!ゴマ粒大の大きさでマクロワールドの魅力を伝えてくれる可愛い彼らです。生まれて間もない子・少し大きくなってきた子など、沢山の天使が舞い降りていました。

スナビクニンの赤ちゃんは穴の中でお昼寝中。オレンジと白の2個体を観察出来ました。
砂地のあちらこちらでは、ゆりかごのようにユラユラ動く卵塊が見られます。ジンドウイカが旅立ちの準備をしているのです。
今度は成魚たちの紹介
ダイバーに驚いて、砂の中からピョンと出たのはアイカジカ。凛とした姿がかっこいい。

かたや、ダイバーが現れても身動きしないヒラメ。自分のカモフラージュは完璧だと思ってるんですね。…バレバレなのに。
相変わらずヤル気ゼロのサンゴタツ。特に1個体なんかピクリともしないので、死んでる?って思わせるほどダラ~ン…。
子供たちが巣立っていく中、抱卵終盤のダンゴウオのパパたちは、すっかりやつれきっていました。…お疲れ様でした…。
そして、タナゴが姿を現してくれるシーズンが来ました。キラキラ銀色に光るオキタナゴの群れは、石浜を華やかにしてくれます。
他に見た生物たち
アキギンポ、コケギンポ、ベロ、アサヒアナハゼ、メバル、サメハダヘイケガニ、ダイダイウミウシ、カドリナウミウシ、ベルセッラ・カリフォルニカなどなど。

日向ぼっこしながらの水面休息では、港の水面近くにいるキヌバリやクサフグの稚魚観察をしたり、帰りは女川温泉で汗と潮を流して、ポカポカピカピカになったりと、ゆったりTIMEも満喫した1日でした。

(担当:大島、小玉)